烏賊学研究所(04年10月ログ)



[以後] [以前]


 
なんか珍しく TV つけたらやってたので「西部警察SP」とか観てたー。
 すげぇ、想像を絶する、ギャグだ……。
 Air をバックにスローで戦闘シーンとか、脳が膿んでるとしか思えん……。
「救いようのないしょぼさだな。ふざけてんのか?」
 最近じゃデビルマンがスゴかったらしいですが、日本じゃ実写の底辺はアニメーションの底辺よりずっと低いってこったな。頂点の高さについては知らんけど。RTA とか、最近十年で最悪のシロモノだったと思うけど、今日観たコレに比べりゃ芸術品だったぜ。
2004/10/31(Sun)



 
なんか界隈のスレが騒がしいと思ったらそういうことか……。
 公知
 件の記事
 まぁ、オレでも書けますな、この程度の記事なら。RO やってる人間なら誰でも想像できる範囲だし。
 論ずる価値なし。
2004/10/30(Sat)



 
おおう、架空の学校一覧なんてものが。
 銀河帝国軍幼年学校(『銀河英雄伝説』)ってのがオレ的にはヒットでした。恒星高(宇宙英雄物語)は載ってないのかな……? てゆか礼園がないぞ!
 こちらで発見〜。

なんかもういろいろと予想外というか、きちんと毎回テイスト変えてくるのがエラいなぁ舞HiME。てか、予告が「その回」すなわち予告で言及してるはずの回ではなく、その前の回のテイストを引っ張ってるので、全く先が想像できないというか。
 まぁ、主役がらみの本筋は型通りなのでとくに云うこともなかったですが、病院でバッタリのひと揉めを笑って収める直前の、一瞬表情が凍る描写とかは丁寧でよろしいなぁと。
 季節感は微妙だ。自分が寒さでガタガタ震えながら視聴してると、「梅雨でホットの缶コーヒーなんざねぇ」的なのがなんとも違和感。いや、季節が違うだけならともかく、最近、梅雨どころの騒ぎじゃない雨続きだったってのがでかいとは思いますが。
 予告の印象から、絶対 MADLAX(小林沙苗)がヤンマーニしょって大暴れだと思ってたら、ちょっと同一人物とも思えない声音で仰天。大したものだ。
 綾波カラーの神父の養女のカーナビ喋りは斬新でイイ感じ。なるほど、そのテがあったか。
 謎の組織の「一番地」というネーミングはなかなかイイんじゃないかと。
 「頑張れって云わない」あたりが 2ch で喧々諤々でしたが、あれはただの定番だろう。定番そのものには論じる価値はなく(論じなければならないようなネガティブ価値はない、という意味でね)その定番を裏返したミースとビルトの会話が際立ってるという方でこそ語られるべき。「がんばれっ ビルト!!」
 そんで、今回一番アレだったのが、「バイク乗って右手で銃を持つ」でしたとさ! ありえねぇ!
 走ってるバイクで左手を浮かせることはまぁ可能ですが、右手浮かせたらまずどうにもならんぞ。アクセル離すから一気にエンジンブレーキかかって減速するし、ブレーキ引けないから止まれない。リアブレーキだけでコントロール……速度次第では不可能ではないかもしれんけどねぇ。まぁ、追ってる対象が路線バスならアクセルゆるめても一気に置いてかれるコトはないかもしれませんが。
 逆に、速度を落とさないテがあるとしたらクラッチ(左手のレバーね)切って慣性走行は可能ですが、これはほぼ完全にコントロールを失う選択ですな。右手を戻せばもちろん取り戻せますが、銃をどうするかという問題が。まぁ、いずれにしてもアクセル離した段階でエンジンの回転は急速に落ちるはずですが、エンジン音に変化はなかったしなぁ。
 その結果としてあの転倒があり、その教訓を生かして以降は左手で銃を持つ、とか、そういう展開が用意されてるなら、まぁエンジン音が変化しなかったという些細なところは許してやるか。でも実際バイク乗ってたら右手に銃を持つというのはそもそも考えつかない気がするんですが……。まぁ、オレもバイク乗りとしちゃあ限りなく浅い方なので、実は裏技があるのかもしれんけどね。
 ああ、銃撃の正確さを優先して右利きだから右手、というのは皆無ではないにせよ、もともとが二丁拳銃である以上薄い。
 ……しかし、あのバイクの修理費用も大変だろうなぁ……カウルついてたし……とそんなトコに目が行ってたバイク乗り君でしたとさ。いや、今回はとくに、主役の財政状況に関する描写が多かったので、平気でバイクこかすってのも財政的に何か描写してたんかねぇ? と。
 あと、今回の感想じゃないけど、以前、「絶海の孤島の学園」みたいな印象があったのが一気に覆って苦笑。世間的には四国だという説が有力らしいですな。
2004/10/29(Fri)



 
いつのまにやら寺好きの総統閣下がブロッギーなものに移転してらっしゃいました。
 まぁ……あれだな……イラクの件については、ねぇ……。
 「自分が人質の立場だったらどうなんだ!?」と問われたら「どう、って、どうしょもないべ? まぁ、せいぜいダメモトでテロリストに協力的に振舞って生存確率を上げようとでもするかねぇ?」と答える以外に何がある? うまくいけば、小便をすませて神様にお祈りして部屋の隅でガタガタ震えながら命乞いをするチャンスがあるかもしれないけど、まぁその程度でしょうが。
 実際、解放してもらうべくどんな交渉が有り得るのかとか想像もつかんので、まぁ、そんなところで。

えーと、あぼぱ内部、「「愛の鮭フレークザンギ弁当ページ出張版開設!」!?」がなかなか読み応えアリでした。
 んとね。
 長文なんですが、途中の、「某初心者向け雑誌で地下流通著作物吊り上げソフト入門を大々的にやるのはどうなのよ?」というあたり、実に考えさせられるものが。っていうか、ずっと考えてたネタなんですが、自分が直接絡んだコトのない場所だったので考えるにも情報が足りなすぎた部分にちょこっとフィードされて興味深かったというか。
 ていうか、ずっと不思議なんですが、何が一番わからないって、「情報に金出したくない」人々って、「金を出さずに情報を手に入れる方法」という「情報」に金は払うわけですか?
 「金を出さずに情報を手に入れる方法という情報」を売って商売するってのは商売として理論上絶対に成立し得ないコトなんじゃないかと思うんですが、そこんとこどうなのよ?
 商売してる側に対して問うなら、「あんたは情報に金を出す気がないのに、同じように情報に金を出す気がない人々を相手に情報を売って商売しようってのは、いったいどこにどういう成算があるんだ?」ということなんですが。
 わからん。さっぱりわからん。
 それとも、実際には、「金を払わずに情報を手に入れる方法」という「情報」に「金を払う」人々というのは、結局「金を払わずに情報を手に入れる」ことを実践するだけの能力がないから、「金を払わずに情報が手に入る」という幻想を売って商売をするだけのことだ、ということなんでしょうか? それはそれでひどく情けない話だと思いますし、一度「自分にはできない」と知ったカモが二度目もカモになるとは思えないし、なるとしたらそれも相当に情けない話だと思うんですが。
 なんつーか、どう転んでも詐欺みたいな商売だなぁというか。

ガガガ 4 巻読了。
 ……相変わらず絶妙にイヤな気分になる話が満載ですな、こりゃ……。
 ていうか、明らかにヒルシャ、ジョゼ萌えマンガだよなコレ。
 義体なんぞ飾りです!
2004/10/28(Thr)



 
例の「めざめのことば」の「エルダ・樽ータ」ってこういうことなのかねぇ。
 ネタ自体は新しくもなんともないですが、ふと思ったので、ということで。

なんか、ひとりイラクで拘束されてるな……。
 コメントのしようもないですが、まぁ、一応自分の日記に記録を残しておくということで。
2004/10/27(Wed)



 
ドラクエで思い出したのだが、新作のサブタイは「呪われし姫君」より「呪われた姫君」のほうが語感が美しいと思うんですが……。
 IV の「導かれし者たち」はその語句だけでサブタイが成立してたからよかったんだけど、今回は最初に「光と海と風と」……じゃねぇ、「空と海と大地と」ってのがついてるから、文語っぽい「呪われし」が浮いて感じるのかなぁ?
 参考:ソーサリアンのシナリオだと:「呪われたオアシス」「呪われたクイーンマリー号」「心を失った姫君」「呪われた遺跡」「呪われた国ペンタウァの悲劇」
 ……ソーサリアンは呪われまくりだなオイ。

んで、ドラクエ 6 小説版、読了。
 久美沙織、さすがの手練ですが、やはり IV には及ばんかなぁ……。基本的にいちいち戦闘描写をやってる枚数ないし、小説でやってもしょうがないので、ラスボス戦をきちんと盛り上がらせる手段としては、IV でやったような「一冊の半分をピサロ様で埋める」とかそういうのしかないんだよなぁ、と。
 あと、オレ的にドラクエ史上最高の名所であると確信するところのヘルハーブ温泉が登場しないのが納得できーん! できーん! んごぁー!
 関連サイト>ドラクエ名湯巡り
 巡って字はなんとなく温泉記号に似てるよなぁ……。
 あと久美沙織に罪はないが、やっぱりあれはカサンドラ監獄以外の何モノでもないと思うよ……。



ふんぐるい
2004/10/26(Tue)



 
んで、ZDX をちょっとまとめて遊ぶ機会があったので、ざっと。
・バイアランは使い方がわからん(有効な動かし方が考えつかん)
・ガザc はキツい。それ自体は面白い機体だけど、二機小隊の一機としては難しそう(というかドム最強を強く主張(←バカ))
・百式は左の射界が狭まってる?
・E ルートが面白い。ヘンなコトばっか起こるし。
・F ルートで一年戦争やるのも熱い。でも、全体的な性能低下と火力の改善により、連ジよりも難易度が低下してる気がするかも? 機械の操るガンタンクやドムは明らかに弱くなってる。ガンタンクはあの安さと不釣合いな異常な装甲の厚さが軽減されてる印象。ドムは近距離でもふわふわ飛んでくれるので。最終ステージで常時ガンダム 3 機が敵で出てきてたのには爆笑した。
・アムロとアムロ・レイで組めるのがバカバカしくてよろしい。
 Z はあの段階で普通に不満のない作品でしたが、DX はしっかり進化してたので感心しますた。
 ……が、対戦やりたいかどうかは微妙だよなぁ……。

まぁしかし、すげぇ地震でしたな。
 オレは寝込み中だったんですが、ちょっとデカいなぁと思って、NHK-FM をつけてみて愕然とし、TV 見始めた、とか、そんな具合でした。久喜で震度5みたいな情報を見て、埼玉の友人連中が心配になったりもしたし。
 しかしアレだ。「現地では電話が不通になっております」という内容を電話で中継できてる状態というのが何となく不思議だなぁと思ってたんですが、こちらで一刀両断。なるほど……。
 こちらでは教育 TV で流れてた安否情報に関する考察が。
 云われてみればその通りだ。
 いやしかし、地震の派手さに比較して現時点で死者が少ないのは不幸中の幸いだと思いますが、各地の映像は実際恐ろしいモンが出揃ってますな。脱線した新幹線も、よくまぁあれで一人も死なずにすんだものだと思うよ。脱線とは別の路線ですが、線路の下の地面が根こそぎ崩落して、空中にレールだけが浮いてる画面とか、想像を絶するものが。
 そろそろおさまってくれるといいんですが……。
2004/10/25(Mon)



 
舞HiME 関連追記。オーファンって云われるたびに、国試前にさんざん聞かされて覚えた「オーファンドラッグ」が思い出されて大変ですが、まぁ、意味的には「孤児」だからチャイルドと「同じ存在」であることは予想して然るべきでありましたな。
 で、オルファンになるとブレンパワードになるんだがなぁ。
 あ、あとあの星は人工衛星だろ、間違いなく。

ダラーっと optimize project 様とか見てたらこんなブツが!
 ダルシム!

んで舞HiME
 やばい。笑った。素晴らしい。
 もう、とても教科書通りってな筋ではあるんですが、脚本と演出の腕でここまで笑えるシロモノになるとは。
 「まるで執行部を象徴するような――」「……嘲笑じゃない?」で抱腹絶倒。いや、「象徴」の段階で、「ああ、いろいろ事件の多い任期なんだなぁ」と納得してしまったので、訂正が入ってひっくり返ったわけですが。
 突風のアレなんかもスジとしちゃあ定番すぎてそれ自体はもう論ずるべき何事もないようなモンだったんですが、その直後の主人公のバカ笑いが素晴らしかった。あのバカ笑いで、オレ的に作中でいちばんションボリなキャラだった主人公がちょびっと格上げ。
 で、その結果、ダントツションボリ独走状態になった白髪のシ者にまず一発ぶっぱなす拳銃使いに評価急上昇。
 貧乳女についてはキャラ自体が萌えとかとほど遠い(むしろ燃え。というか、フルブレードってあんなカンジで使うのかなぁ、とか思いながら観てたり)ですが、衝撃の一枚絵にまた抱腹絶倒。素晴らしい。
 肉が詰まってるとしか思えない四本テールの芝居も素晴らしい。
 トドメ。あの犬、飛行能力あったんかい!
 今回は絶賛しとくぜ!
2004/10/22(Fri)



 
台風といえば海自のボートが「流れが強くて近づけない」として撤退を余儀なくされた、バス沈没屋根の上でサッバーィバル事件の顛末が気になってたんですが、無事救助された模様。よかったよかった……。
 いやしかし、爺さん婆さん、タフだなぁ、さすがだ。

参った……。
 昨夜は台風直撃を避けるべく早上がりを試みたんですが、計算が狂ってむしろ自分から直撃を喰らうハメに……。
 傘が壊れるほどの風にこそぶち当たらなかったものの、駅に着くまでに肩から下はずぶ濡れに……。
 で、電車を降りたら風雨は(おそらく一時的に)弱まっていたものの、家の前の通りが冠水して足首までの深さの川に……。
 カンベンしてくれー!
 前回の台風は引き篭もって回避できたんですが、今回はやられました……。
 靴は乾く気配もないデス……。壊れかかってたし、この期に買い換えるかねぇ?
2004/10/21(Thr)



 
うむ、実に興味深い
 こちらで発見しましたー。

うーん……他の宗教シンボルに対してどう接してるかを論点にするならともかく、宗教シンボル禁止が事前にわかっていたにもかかわらず宗教シンボルを表面に押し立てるがごとき振る舞いをして、それが許されなかったからといって訴えるってのはおかしいんじゃないのか?
 たとえば、宗教とは無関係な一般的なデザインの一部として広く使われている「十字」模様なんかに対してどのように接してるのか、というのが気になるところでありますが。「十字架」だと明らかに宗教的だけど、「十字」だとどうなんだろうかと。「十字」が認められるのに、「スカーフをバンダナに変更」しても認まらない、となれば、それはムスリム側の主張に正当性を与えそうな気がするし。

鍵ブログ始動ッ!
2004/10/20(Wed)



 
うおあー、FRCS が別コーナーとして独立、って!!
 はぁ……クラスブックはもうダメなのかなぁ……。
 FRCS、一年前だったら是非とも欲しかったんですが、今は、なぁ……。
 といっても買わないわけにはいかないでしょうが、高いよなぁチクショウ。
 だいたい、今さらあの世界で何やりたいって云われたらドロウでゴウぐらいしか思いつかないし。
 アンダーダークサプリメントが出るなら、それに期待で。
 ちゅかフォガットゥンレルムってなんか別に魅力ないと思うんですが実際どうよ?
 自分が始める前にはおおいに参考にしたかったんですが、一番「完成された世界の例」が欲しかった時期を必死で手探りでしのいで、PC たちも 10 レベルとかになって、それなりにいっぱしになってきた今となっては、ねぇ。そんなとこよりオレはアウタープレーンに行きたいよ。アウトランズのシギルでお買い物ですよ。ブラッドウォーの戦場に潜り込んで極秘任務を達成とかそういう冒険ですよ。アストラルに漂いながらヤンキー(ギスがつくんだっけ?)どもと酒でも酌み交わすとかそういうノリですよ。
 というわけで FR っぽいネタでそういうドキドキがありそうなのはアンダーダークなんだよなぁ。ハイドライド2以来、「地下帝国」ってのは夢あふれる語感になってるしな、オレ的に。
 ……誰か、レムレーかメインの下っ端からデヴィールやデモーンの上のほうにのしあがるようなキャンペーン作ってくれんかねぇ? いや、ボコスカ死にまくるのが確定って気はしますが。

ドラクエ武器占い
 んへぇー。
 「きせきのつるぎ」ですた。情に流されない現実派だってよ! マジかよ!?
 で、迷った設問をいくつか変更して再チェキ。
 ……きせきのつるぎ以外が出ません……。
 フゥ……。
 あと、微妙なところでは、オレはアリーナ派らしいコトが判明しますた。いや、シンシアとかロザリーとかいれば迷わずそっちなんですが! 選択肢にないし!
 ……要するに IV ラヴなだけですか……。
 んーアリーナと比較ならバーバラだったら勝てるか? 《夢見る人》だしな!
 全然関係ない話ですが、実際にドラクエ世界のどこかに行けるとしたらどこに行きたいですか? オレは断然ヘルハーブ温泉なんですが、同志います?

観るか観まいか迷いに迷いつつダラダラと月詠チェキ。
 んまー、じーさんとにーさんはナイスガイでイイ感じなのだが、主役ふたりがかなりどうでもいいのでなぁ。
 まぁでも天野由梨は一発でわかりましたとも! レギュラーで出ねぇかなー。そしたら観るんだけどなー。などと声優系の人みたいなコト云っておきますが、あんま出づっぱりな主役をやらない人の場合は貴重なのですよ。フー。
2004/10/19(Tue)



 
楽天とライブドアに対し「成人向けウンヌンで差をつけよう」とする動きには何とも云えない吐き気に似た不快感を感じますな。
 ていうか、プロ野球という商売自体が、この一年で本気で嫌いになってきたよオレ。経営やら何やらの実際に野球をしない上の連中の、実際に野球をやる連中に対する態度の悪さに「身の程を知れ」と申し上げたい気分はありますが、実際、どう良くなろうと悪くなろうと「もうたぶん二度と野球ファンにはならない」と思うので、云えた義理じゃないと思って黙ってるわけですが、ね。
 鉄道会社けっこう球団持ってますよね。「○○鉄道車内で痴漢事件があったようだが」「見つけたら摘発しているが、すべて摘発するのは無理」とする○○氏に「容認するのか?」と詰め寄ったことがあったか?
 云いがかりだという点で大差ないよな。
 てゆか、ライブドアはそろそろそんなプロ野球なんぞというクソッタレな商売から手を引いて、商売としてより健全なネット業に専心したらどうだ?

たまにそこそこちゃんとした本屋に行くと、自分のふだんの生活圏にある本屋がいかにショボいかがしみじみわかるわけでして、勢いで大量に買い込んでしまったりもするわけですが、そのシリーズもちゃくちゃくと消化中。久々に続きを読む「マリみて」は「真夏の一ページ」を読了。蔦子さんが出ねぇ……じゃなーくーてー。えーと、まぁ、その、なんだ、感想書かなきゃならないような「重さ」がないコトが重要なこのシリーズのテイストなわけですが。
 しかしだね、「ふたつめのエピソードはサブタイがあまりにストレートすぎてネタがバレバレだと思う」のだがどうかね?

食卓にビールを」読了。
 素晴らしい。
 冒頭のシュレーディンガー編はオレ的に微妙でしたが、回を重ねるごとにイイ感触に。
 世のフィクションにおける新妻女子高生には「有り得ない」超絶的なキャラクター性が素晴らしすぎです。
 小林めぐみはもっと知られ読まれ売れるべきだッ!
 そんでオレの職場に近い本屋にも新刊が山積みされるべきだッ!

えと、JOL でサードやってきますた。プレイヤーで! イエヤフー!
 Evo 切りのトランサーで大暴れーってもよく考えたらトランス呪文って最終戦闘でパラディンに飛ばしたエンラージぐらいしか使ってないのか?
 低 HD の大集団が相手だったので、その条件にふさわしいいろいろなアレやアレが猛威を振るってた模様。オレ的にはスリープやら床グリースですが、フルブレードでクリーヴの正気を疑う破壊力ももすぬごかったですな。
 あと、やっぱりファミリアのレイヴンは最強無敵だ。飛べて喋れるってのはほとんど反則な強さだなぁと。ダンジョンだとそんなでもないでしょうが、シティとかだとね。
 まぁしかし今は金と経験値がとても欲しいデス。2 レベル呪文が使えるようになればずいぶん世界は変わるハズっ! 3 レベルまで使えるようになると、こんどは使い切る時間のほうが足りなくなるからなぁ。
2004/10/18(Mon)



 
ひさびさに大塚の本屋に買い物に。いや、深夜営業の本屋で「いばらの王」の 3 巻を買おうと思ったんですが……なかった……。
 かわりに別の本が! 買ってなかったアレやコレが!
 ……マンガ二冊と文庫四冊買ってきてしまったヨ……。
2004/10/16(Sat)



 
舞HiME 第三話チェケケ。
 ……参った。
 第三話までこの曲使わずに引っ張ったとはなぁ!
 「今回の salva nos」がようやく聴けて納得。オレ的には salva nos 的なものよりも、the story begins や、liar you lie の系統のがツボだったりするんですが、そっち系はまだ今のところ使われてない気配なので、ひとまずこっちで満足しとこう。
 日常の曲にも「らしい」メロディラインが見え隠れしたりして、徐々に本領発揮なカンジなんでしょうか。
 ん? 話? いや、相変わらずよく動くなぁというか。
 ……そんなとこで。
 しかし、あの「お供」の電化火炎砲だかデミフレアナパームだかの威力はとんでもないですな。命の剣も船まっぷたつの攻撃力でひっくり返りましたが、拳銃+犬は、とすると、なんか火力の面でずいぶん見劣りしてるような気がしなくもなかったり。あんなあっさり貫通してオワリみたいな砲撃でどうすんじゃい。劇場版冒頭で外交官消したトキの少佐ばりに目標内部で炸裂する弾頭とかないのか。
 ……まぁそなかじで。
 とりあえず 26 話つきあうに足るという確信は得たので、視聴継続で。
2004/10/15(Fri)



 
爆笑そのに>新手のオレオレ詐欺!?

爆笑>近い将来 DnD はこうなる!?
2004/10/14(Thr)



 
う、うわ……狂乱酒場が……!
 うううむ……御冥福を……。

CDS:PE にクラシックのレポートが。
 そーれーはー! 星の精じゃねぇのか!?
 ってな具合ですが……はは……クラシックいいなぁ……。オレらは結局最近のプレイでは「ファーストレベルの HP だけは最大値」というサード風のローカルルールをつけて遊んでましたが……こうだったよなぁ……。
 タマラン。

で、土曜は台風に閉じ込められて仕方なく TV を観てたところ、なんかガンダムの新作らしきモノが。
 まぁ簡潔に。
 モビルスーツをはじめとした機械のカッコ悪さが異常。
 池田秀一かよ……。
 以上!
 いや、いろいろ書きたいコトはあったんですが、月曜火曜と烏賊が 500 だったので、なんかどうでもよくなった。要約すると上述の通りということで。

さて、回線切られて RO を追い出された後、こんなコトでもなければロクに起動もしていない蔵等を起動して、風子編終了。タイトルバーに「風子」って出たからたぶんコレが風子編だろう。
 いやもうね。滂沱ですよ。フゥ。まぁ、RO 切られたのはガマンしてやろう。
 だがなぁ……。
 以下ネタバレ。
 結局んところ、ONE から一歩も進んでないなぁ、というのはあるわけで。泣いてるのって、ONE がオレの中に残していったアレやコレがアクティベートされてるってだけなんじゃねぇの? と思わなくもないんだよなぁ。
 道具立てとしては、要するに「The Buddhist's Candle of Misaki*/みさき先輩のブッディスト用ロウソク」とか、「夜の学校で澪と二人」とかママイキじゃねぇかよ! あと結婚式のラストは「The Knee Pillow of Mizuka/瑞佳のひざまくら」だし! ついでに云うなら「眠ったらアウトだから眠らずに迎える朝」は観鈴なのか? でもまぁ、これはうがちすぎでしょうが。
 ONE では消えてゆくのは自分のほうだったわけですが、今度は相手ということで、ワンクリックごとに「つぎの一文では自分が忘れてるんじゃないか」という恐怖がつのってゆく演出は秀逸ですが、これと同じ系統のインパクトはすでに「茜にカマかけられる」で経験ずみなんだよな。
 別離を約束された恋というモチーフは例外なく熱いわけですが、これは結局マルチにはじまり、ONE 全般、Kanon 一部などさんざん積み上げられてきた経験値を背景とした完成度なわけだしねぇ。(余談ながら、栞編は、「不治の病」といういつ死んでもおかしくない状況であるにもかかわらず、その日付が有り得ないぐらいすっぱりと切られていたために、せっかくの「次のクリックの後にはもうダメかも!」という盛り上がりがなかったのが惜しかったといえましょう。マルチは日付を切られるのが当然の設定だったために、最後の一夜を遺憾なく盛り上げられた)
 というわけで、そのへんの「それがコタエるコトはわかってんだよ!」なパーツ以外はどうなのかというと。
 ……ああ、あれか。春原が病院行ったあとで、その口から風子の名が漏れるシーンとかだな。あれは効いた。ちゃんとヤローキャラの立ち絵も枚数用意してあるからこそのインパクトですな、あれは。同様に、「もう視ることはできない」早苗さんが声だけ届かせようとするシーンとか。
 まぁ、なんだ。「ちくしょう泣いたよ悪いかゴルァ!!」と。
 同時に、「フー……もっかい ONE やるか」と思ってしまうところが、結局 ONE がどれだけ完成されてたか(ヘンな云い方だが、る意味、「完成度の粗さ」さえ含めて「完成されてた」のである)ということに……なってしまうのかなぁ……。
 音楽的にも云うまでもなく絶品なんですが、結局、それですら「雪のように白く」を超えたものはひとつもないってのが。惜しい、というべきなのか、それだけ ONE が化け物だった、というべきなのか。
 *The〜:DnD サードでは、アーティファクトの場合、アイテム名の頭に定冠詞がつく。

 ……で、今回は風子編の途中から始めたわけですが、セーブデータは三ヶ月前のモノでしたとさ!
 次にプレイするのはいつになるやら……。

えーと。
 なんか噛みついちゃってゴメンなさいでした。>Reckless 様。
 テンパイ日記が更新されてたのでチェキキ。いや、今回の分に関しては「なんかマトモだなオイ」としか思えなかったですが、どうなのよ?
 挑戦してきた連中も、きちんと PvP で意趣返しする根性は大したものだ。「勝ちたいなんて思ってねぇべ?」というオレの主張は間違ってたっぽいですな……。
 まぁでも、苦労して育てたキャラも悪事やったら使い捨て、というのは正しいセッティングだとオレは思う。悪事はその程度には覚悟を要するからこそ、悪事であっても鑑賞に値するものたりえるのだ。その覚悟なしで行われる悪事なんてのは、最初っから全部の責任を政府におっかぶせる腹でイラクに行くようなモノで、行為じたいの是非とは無関係に、それは見るに耐えない生き方であろう。

MT を導入してみようかと本気で考えて DL してみたところ、総量で 4M ぐらいあるらしいことが判明。
 ……ちょーヤル気失せ。
 気晴らしに RO でもと思えば、回線ブチ→チケ切れ。
 何もかもがイヤになる瞬間って、コレだよな……。
 もう何もやる気がしねぇ……。
2004/10/13(Wed)



 
ひとつ重要なコトを見誤ってた。
 確かに、PvP エリアに居る以上は、襲われてキレるのは間違ってる。が、だからといって、「勝つために反省努力改善工夫せずに罵倒するのはいかん、勝つために反省努力改善工夫せよ」というのは啓蒙としては無意味だ。
 だってヤツらは別に勝ちたいわけじゃないんだから。
 ヤツらは PvP エリアという隔離空間を使ってなんか別のコトをして楽しんでるだけで、それ自体の是非は置くとして、そうした隔離空間を守る手段としては、キャラ対キャラで勝つのは下策だ。だって、すぐに出直せるんだもの。むしろ、その戦略目的からすれば「罵倒して精神攻撃で撃退する」ほうが、その是非は別にして、よほど理にかなっている。ま、テンパイにゃ通用しなそうだけどね。(しかし、この点は重要である。戦争においては脅威である対象を潰すことにより二度とその脅威にさらされないようにすることが目的なのだが、復活可能な戦闘ゲームにおいては、いくら潰したってその脅威を取り除くことができないからである。したがって、そのような戦争は、すること自体が下策である。せずに逃げ出すようがよほど利口だ。それを好んでやるのは、それは戦争ではなくスポーツである。それが良いコトだと考えるか悪いコトだと考えるかは各自の自由だが、戦争をやってるつもりの「必死な」相手に「ちったぁスポーツマンシップってモンを尊重しろ」と云っても無益だろう。この点においてはテンパイ氏は批判されるべき部分はない。死刑囚やら烈海王やらと同じで、かれはそんなことは一向に気にしちゃいないだろうから)
 したがって、かれらに対する正しい教育的な言葉はこうである。
「テンパイはほっといてさっさと他に移動しとけ。幸いなことに PvP エリアは他にもあるが、テンパイはひとりしかいないんだ」
 ま、殴られたら殴り返したくなるのが人間のサガだが、オレがその場に居合わせたら、さっさと撤退しようぜーと思いながら適当に相手するか、WIS 飛ばしてやめさせようとするだろうね。オレのファーストキャラはプリーストだし、聖職者が実力ではなく言葉で敵を篭絡し無力化しようとするのは、RTS とかでもおなじみの、普遍的な戦法だもの。

えーとね、オレはどうやら RO プレイヤーじゃないらしいですヨ? あと、RO 遊んでる人間の大半は RO プレイヤーじゃないらしいです。
 と思った
 いや、「RO なんてレベル上げしかやるコトねぇモン遊んでるヤツらはニコ中やアル中と同じで可哀想なレベル上げ依存症の人々なんですヨ。RO プレイヤーってヤだねぇヤダヤダ」とやられたら、「んー、そこまで云わんでもいいじゃんよー。でも否定しきれんしなぁ」程度の抵抗しかできませんがね。だって、その RO 内部でどんな遊び方してるか、なんて、どんな酒を選ぶか、どんな煙草を選ぶかと同じように、外から見れば誤差みたいなモンなんだろうってのは、自分がニコ中どもに対して持ってる感情を考えれば、容易に想像できますし。
 でもさぁ、PvP エリアで襲撃されたらキレる、なんて、アンタ、誰だそれ。RO やってる人間で日常的に PvP に行く人間は少数派だと思いますけど。その少数の中で、テンパイ氏が「毎日 PvP に通って」ある日たまたま出会った一例を指して「ROプレイヤーの程度の低さ」とかいっしょくたにされるのはちっとカンベンだぜ。いや、実はオレが間違ってて、オレ以外の RO プレイヤーは全員毎日 PvP でアクエン祭りやってて襲撃されたらキレるような連中だという可能性を否定する根拠は実はありませんがね。
 どこにだって、比率の多寡はあれ、クソは存在する。
 RO にも、たぶん、PS にも。
 オレは RO にクソ野郎が多々存在していることを、いろんなサイトをめぐっていていろんな場所で目にするが、ゲーム内で目にしたことはない。BOT はいくらでもいるけど、BOT 以外のクソ野郎には一度も出会ったことがない。
 2 年間続けたオレの印象が、そんなに特殊だとは思わない。でも、本当に特殊ではないということを証明する根拠はない。
 ……いや、オレの基準が甘いだけなのかもしれない。ちょっと苦笑するしかないようなプレイヤーは少なからず目にしてるし。でも、あの程度に我慢ならないほどに堪忍袋の緒が脆弱なのもそれはそれで問題だと思うし、その苦笑レベルのプレイヤーを全部足したって、これまでに RO で出会った全プレイヤーの数に比べれば誤差程度のものにすぎない。
2004/10/10(Sun)



 
HAME 舞HiME 第二話チェキ。
 うむ。ずいぶんいろいろよくなった印象で。ていうか、クォリティが落ちてないのはすごいぞサンライズ。まぁ RO なんかも落ちませんでしたけどね! あれは最初っから底だったからだけど!
 冒頭で登場した口数の多い女(珠洲城 遥 というらしい。公式サイトより。以下同)がまず好印象で。あのくらいの勢いでまくしたててくれれば台詞優位のバランスもアリってカンジで。
 転入シーンでは、主人公のクラスの窓際一番後ろに座ってるヤローの髪型が素晴らしい。弟の転入シーンあたりから BGM オンリーの構成になって、「よしよし、わかってるじゃないか」 ……って、今回は梶浦由記がとても普通な劇伴を書いてるっぽいのにびっくりですが。こんな、「翳り」みたいなモノのまるで感じられない曲、初めて聴いた気がする……。「Elenore」ですら危うさちゅか悲劇の予感みたいな翳りが印象的な曲だったってのに。
 「学食なのに結構高い……」も世界観としては重要ですな。あんな孤島では大半が寮生なんじゃないかと思うわけですが、そんな環境でも食事とかは別料金なのね、と。
 命が喋ったのにはびっくりだった。いや、オレがびっくりなのは比較的どうでもいいんですが、主人公が「……あんた、喋れたの……?」と驚くシーンが欲しかったかも。むしろ箸を使えた時点でオレは愕然としましたが。
 んまぁ、その後は適当で。クリーチャーのデザインとかはかなり微妙なものがあったようにも思いますが、それはもう我慢して割り切ろう。音楽のかぶせ方はキレイだったから、それでよしだ。あ、玖我 なつき なる人物はオレには戸玖良エカにしか見えないんですが、そこんとこどうよ?
 ……で、観てる間にわかってきたんですが……。
 要するに、オレ、この主人公の喋りが気に食わないだけなんじゃないだろうか……。
 ううむ……。
 それはそれで困ったカンジだなぁ……。
 萌えとかはまぁこのさいどうでもいいですが、現時点で強いて挙げるなら原田 千絵なる蔦子さん互換機でしょうか。あの、んでれーっとしたヤル気のなさそうな動きがええやね。
2004/10/08(Fri)



 
たまにチェキると面白い高梨観光様を眺めてて、こんな場所に到達。
 いやゴイスーですな。マリみてもびっくりですよ。ああ、いや、祥子さまはたぶんびっくりしませんが。
 んが、中学高校の年代のインプリンティング効果というのは実際すさまじいものがあるので、そろそろ親になる同級生も増えつつある身としては、「子供にはとりあえず何か押し着せて何かやらせて個性を育てろ」と主張しておきたァい。
 オレ自身の場合はえんえんとエレクトーンをやらされてたことが、今の人格形成に大いに影響してるわけですが、お嬢様学校なんかに放り込まれたらさらに強烈な個性を獲得……できるのかなぁ……。
 まぁ、コストはスゴいらしいけどね……。
 しかし、「お嬢様言葉」については微妙な気もする。ていうか「ごきげんよう」は普通に使うし。オレ男子校出てますが。男子校時代に先輩が持ち込んで流行らせようとして一部で大流行した、まぁ半分はネタなんですけど、実際にそうとう使ったし、使われたしな。もっとも、一般的に「さよなら」のかわりの挨拶として使われ、お嬢様フィクション(や、おそらくはノンフィクション)のように、「こんにちは」のかわりとしては使われてませんでしたが。オレ的には、「こんにちは」は「うす」なり「おす」なりで代用できるけど、「さよなら」系はイカす云い換えがなかったので使ってた感触で。「さよなら」ってのは、ちょっと別れが強すぎるような気がして使いづらいんですわ。メジャー作品に「別れ際にさよならなんて、哀しいコト云うなよ……」てなセリフもあったので、そうおかしな感覚ではないと思われ。そこでかわりに「ごきげんよう」で。もっとも、最近では会うにも別れるにも「お疲れ様デス」で足りるようになってしまって、これは非常に言葉の貧しい状態で困ったものですが。
 「なくって?」「よくってよ」あたりについてはもはやオレらガノタにとっちゃただのセイラさん言葉ですし。まぁセイラさんはお嬢様なんだろうけどね。

そんで「双恋」をちょっと観たー。
 いや……今季観るのが「舞 HiME」だけってのはどうなんだろう? と思ってちらっと観たわけですが、最初のワンカットで拒絶反応が。
 ……まぁ……どうせそんなことだろうと思ってたけどさ……。
 しかし、OP が明らかに坂本真綾+菅野よう子だったので、で、OP クレジットに OP 誰が歌ってるかが表示されてなかったので、我慢して観続けることに。
 A パートだけですでに「もうカンベンしてください……」な気分になりながら、耐えて中間の CM 眺めてたら、あ、OP だ。えーと。…… eufonius? 誰それ?
 Vocal riya ……って!!
 メグメルか! そうか、そういうことか
 いやぁ、もう、なんというか。
 スゲェ。
 というわけで謎は解けたので B パートは観ずにブチッと切りました。
 ヤローも双子が続々とかだったら面白くできそうなのにナーと思ったけど、そういう思想じゃないんだよな、明らかに……。
 ああ、乏しいながらも中身に感想。主人公モノローグ多すぎです。以上!

しかしすげぇ地震だったな……。
 ついに来るべきモノが来たか……ッ! とガクブルでしたよ。

「感染」「予言」読了。
 結論。ツマンネ。
 いや、でも、どっちも読んでる間は面白かったんですよ。どちらもノベライザーは大した筆力であるなぁと感心しながら読んでました。んが、最後のページの最後の一行を読み終わって、「ハァ?」と。
 映画を観てれば、あるいは違った感想があったかもしれませんが。映画だったらあんな具合でそれぞれのシーンのパワーだけで魅せて宙ぶらりんのまま放り出してエンド! というのはけっこう好きな部類ではあるので。その先やシーンの意味をいろいろ考えたりするのも楽しいしね。
 とはいえ、実際にそういう映画だったとしたら、そのあとで小説読んでコレだったらやっぱり「ふざけんな!」だったでしょうし……。
 映画的な描写のインパクトだけで勝負する小説と考えれば充分評価できるデキですが、それだと映画を観る必要がないんだよねぇ。逆に、映画を観た後で小説を読む必要もない。巻頭の写真を見ると、ストーリーはほぼ完全に同一っぽいし。ときどき映画のノベライズと称して、映画を裏打ちするような全然違うストーリーを書いてる作品がありますが、ああいうのであれば、成功すれば効果は絶大でしょうが、この普通のノベライズではなぁ。
 先に「感染」を読みました。初っ端から最後までテンションの下がらない切迫感にあふれた文章は素晴らしかったデス。病院の描写は、えーとそれちょっと嘘だなぁ、ってのが散見されましたが、まぁ許容しときましょう。いや、嘘じゃないのかもしれん。オレは基礎の感染症屋で臨床屋ではないので、医学の立場からは嘘でも現場から見れば嘘ではないモノもあるのかも? まぁでも、やっぱ怪しいよなぁ……。まぁ、いずれにしてもそのへんは大した問題じゃねぇっす。
 単純にストーリーが無意味だと思うんですがどうか。
 印象的な場面をつなげた映画としては相当なモノが作れそうですし、そういう映画としてならば必要最低限のラインに届くだけのストーリーはあるとは思いますが、そういう映画を観てノベライズに期待するものって、印象的な場面をいかに描写し切ったか、という部分じゃあないと思うのよ。終盤、というかほとんどエピローグだけですが、舞台が病院から離れた後のグダグダ感は、「ああ、邦画にありそうだなぁ」とイヤな方向に映画が想像しやすいモノだったりして、そんな部分だけ「映画的」でどうすんじゃヴォケーと。最後の(以下さすがにネタバレすぎると思うので伏せ)秋葉先生の結末は蛇足というか、あれでむしろ秋葉先生だけ生き残ったり、あるいは斃れるにしても理由付けっぽいモノを一行書かずにおいたほうが完成度は圧倒的に高まったのではないかと思います。せっかく小説という媒体になって、しかもすでに映画が存在していることを前提にしたノベライズであるにもかかわらず、キャラクターの内面描写などの、メディアの特性を活かせる部分は非常に量的にも少なく質的にも浅く薄っぺらいものにすぎず、云ってしまえば「よくあるタイプのテンプレート的キャラクター」ばかりになってまして、ここが高密度になってればずいぶん印象が違っただろうになぁ、と正直感じたわけですが、ノベライズの仕事として請け負った人間にそこまで勝手に作る権限が与えられてたかどうかはわからんしなぁ……。キャラクターがそのようにテンプレートまんまのわかりやすいモノとして在るのであれば、そっちを理解させるのに使うための枚数をストーリー自体の構成に使うこともできるはずですが、それは上述の通り全くなされておらず、映画なら許される、というレベルのストーリーにとどまってて、この面で評価することも難しいし。ていうか、単純に不可抗力で襲ってくる破滅を追跡して記述しているだけだしなぁ。色んなモノに意味がない。意味がないなりに、その無意味さ無常さ絶望の中での人間の営為を描くというにはキャラクターが薄い。「映像 or 文章」でやるのならそれはそれでアリにしても、「映像 and 文章」でやる意味はない。
 「予言」のほうも似たような印象でした。キャラクターやストーリーについては比較的マシであったかもしれないけど、「映画レベル」どまり、という印象は変わらず。倍の枚数使ってシーンの間隙みたいな場面をきちんと描き出せばノベライズの成功例になれたかもしれんのになぁ、ってところでしょうか。とはいえ、「恐怖新聞」をちゃんと知らないと味わいつくせないものがあって、そのピースがはまれば印象も変わるのかもしれませんが。
 以下伏せ。運命改変を繰り返して地獄に到達した鬼形礼は、つまり一度や二度の運命改変では地獄に呑まれなかったのに、主人公が一度きりで地獄に持ってかれたのは何故だ? 運命改変が完全な成功になるのであれば、少なくとも元妻を救った主人公は「運命に勝利した」といえるのではないか? その意味では、「結局どっちかしか生き残れない」ルールの中で自分ではなく相手を救ったという、それ自体を是と取るか非と取るかは人によるだろうけど、要するにそれだけの結末ではないのか? むしろ絶望を濃くするのであれば、主人公がリスクを覚悟で救ったはずの元妻は結局救われず、運命は運命を遂行し(運命に対する勝利は一時的なものにすぎず)、主人公の地獄行きはただの骨折り損という展開であるべきではないのか? 現実と地獄が別々に存在すると看做さなければ上述したオレの読み取り方は無意味になるが、その場合は「感染」と同様に、単に無意味な出来事の追跡記述にすぎなくなるのではないか? それであれば、これは「終ノ空」の足元にも及ばない駄作だというだけのことにならないか? (オレの「終ノ空」に対する絶賛は決して客観的なものではなく、「オレがやられた」というだけのことに過ぎない。それ自体は甘さ粗さを否定できない作品であるとオレは思っており、ここでは、その甘さ粗さを否定できない、「読む側が積極的でないと」味わい尽くせない完成度の不全を伴うという比較的客観的な「終ノ空」に対する評価よりも低い駄作であるという評価である)
 いずれも、映画が印象的なシーンの連続で引っ張る作品であると予想できるノベライズであり、そういう映画のノベライズとしては存在意義のない出来になっている、ってのが、要約かな。むしろ映画のほうが小説的に内面を抉る作品だったりしたら笑いますが。
 ノベライズした二人の著者はいずれも単に映画を小説というメディアに再現する技量という点では並外れたものを見せつけてくれたが、それ以上の何をも為さなかった、という印象。それ以上のことをやらせてもらえなかったのかもしれん、と思う。
 そういうノベライズは、容易に映像メディアを手に入れることのできなかった時代には需要があったのかもしれないけれど、今や容易に DVD 買って来られる時代なわけで、その時代にコレはどうなんだろう……。
 映画観てないので、実は映画観たら的外れかもしれませんけど。でも映画観たいと思わせない小説でした。
2004/10/07(Thr)



 
えー、うちは今どき珍しいアナログテレホでして、それで RO とかやってる根性はそれはそれで問題ですが、あれ、切れるトキは切れるんだよねぇ、ブチブチと。
 最悪なのが、メールの受信中にブチっといくことでして。
 メーラーは WZ を使ってるんですが、これが起こると「ソケット受信エラー」なるモノが出て、しばらくメール落とせなくなるんですわ。
 そんで、その後、メール受信できる状態に復帰しても、いくつかのメールが受信されてない状態でサーバーに残ってる、という事態が発生しまして……。
 たまに別メーラーで落としに行くわけですが。
 やられた。
 重要なメール(ってもとくに急ぎってワケじゃないんだけど、要するにスパムじゃないメールってことデス)が落としそびれてサーバーに放置されてたよ!!
 ……えーと、MIXI? なんじゃそりゃ?
 こんど試してみよっと。
2004/10/06(Wed)



 
吹いた

うわ、東大遅ェェェェェ!!
 今さらですか!?
 いやまぁ……東大の薬学部は薬学教えてないからな……遅いのも仕方ないかもしれないけどさ……。
2004/10/05(Tue)



 
順調に進行中というか順調すぎてむしろ暴走気味になりつつあるクリギルド計画ですが、これ、A チーム風味に紹介作れんかねぇ? とふと思った。
 絶妙に人数が合わないのが問題だが、そこはまぁなんとか。

無事で何よりだった

あずま氏の歴史関連言及に同意。
 帝国日本が半島や大陸で何をやったかやらなかったという問題にいかなる結論が出されようとも、「謝罪と賠償はとっくに済んでる」という点から目を背けてはならんでしょう。

で、えーと、週末を挟んでしまいましたがステキなネタを御報告で。
 CDS:PE 様にて HFO オンリーセッションなる SAN の低いイベントのレポートがアプられてらっしゃった模様。ゲラゲラ笑った。
 いや、でも、正直 HFO 自体は決してカケラも全然弱くもしょぼくも何ともないと思うんですがどうか。
 確かにパーティ唯一の前衛として考えた場合はファイターパラディンやババファイターといったマルチに比べて見劣りしますが、シングルでの性能比較では、シングルパラディンやシングルバーバリアンに、まぁ、勝りはしないにせよ、云うほど劣ってないと思うんだけどねぇ? ああ、いや、これはある程度高い能力値が前提っていうか、ワールウィンドとそれ以外を早い段階で習得してゆけることを前提にしてますので、ワールウィンドの取れない HFO なんて確かに話にならんとは思うけどね。でも、パラディンも高い能力値があってはじめて真価を発揮するので、比較対照のファイターも高めの能力値を前提に論じて問題ないでしょうし。
 前衛が二人の場合は、ファイターと他前衛という組み合わせは、パラディンとバーバリアンより必ずしも強力とはいえないまでも、決して見劣りのしない組み合わせになると思いますし。(トータルで優劣はないと思う)
 クラスブックなどのプレステージクラスまで視野に入れれば実際に見劣りしてくるのかもしれませんが、まぁそれは知らんので語らずにおくということで。
 まぁ、いずれにしても、要するに HFO の弱さは、上述の通りオレ自身は決して弱いとは思わないけど、弱いとしても「他クラスと比較した場合の弱さ」に過ぎないわけでして、HFO だけで構成された PT でのセッションは、最初から HFO だけで構成されることを前提にキャラ構成してさえいれば、決して不可能な挑戦ではないだろうさ、と感じたわけでした。
 逆に、ふだんは他クラス混成のふつうのパーティで行動しているファイターだけが集まって行動したら、そりゃ論外な事態になるであろうことは、ありありと想像できます。その点、そうか、確かにふだん通常編成のパーティで行動している連中でも、ウィザード集団なら、呪文の構成を後付で工夫することが可能な分、対処はできるだろうし、ローグはスキルの豊富さで押せるだろうし、パラディンなら自己回復力でなんとかできるだろうという意味ではゴマ化しが効くかもしれないわけで、そのあたりと比較すると確かに HFO は不利に見えるのか? とはいえ、バーバリアンの集団よりはマシな気もしますが。別々の神に仕えるクレリックの集団はたぶんゲームユニットとしては最強だが、一緒に行動している理由づけからして大変だと思われる。
 ……まぁ、単に「扱いがひどい」という点だけで HFO の熱さを語ってるわけではないはずなわけですが。扱いのひどさで云うならシングルレンジャーとか有り得ないわけだしさ。
 個人的にはバードの可能性はより深入りしてみたいですな。
 オンリーセッションでやるなら、バードもキャスター型、劣化前衛型、支援ソング型、アーチャー型、ディプロマンサー(ココの上から四番目くらいに例示されてます)型などのさまざまなバードが一同に会し、ヤマ場ではバンド組んで合奏スキル発動、みたいなー。
 ……ハーメルンのヴァイオリン弾きか?
2004/10/04(Mon)



 
んで、梶浦由記新曲発表会ということで、ギリギリに帰宅して舞HiME をチェキキ。
 キ……。
 あー。君たち。
 ちょっと抑えろ。声がうるさくて BGM が聴こえねぇじゃねえかあぁぁぁ!!!
 ……まぁ、フツーのアニメだったんじゃないですかね? 正直好かんが、とりあえず二話ぐらいまでは最低限観よう……。
 全体的に脚本が無駄な約束事の消費に費やされてた感はありますが、まぁ世間的にはきちんと約束事はこなすモンらしいので文句云ってもしょうがないでしょうな、これは。オレは、映像作品なら視聴者を、ストーリー系のゲームならプレイヤーをほったらかしにしてどっかあさっての方角に勝手に物凄い勢いでぶっ飛んでいってしまうようなモンのほうが余程好きなんですが、たぶん少数派だということは自覚してるよ。フゥ。でもさぁ、どうせなら、授業中に「……寝ていなさい」「そうします(晴れやかな笑顔で)」とかのほうが熱いじゃんかよぅ。
 で、声優の演技は全般にうわつきすぎだー、と思ったけど、これまたこんなモンなんだろうなぁ、と思っておくしかないかなぁ。抑えて抑えて、ってのじゃいかんのかねぇ? 世に云う「抑制の効いた演技」というヤツがどういうものかは知りませんが、MADLAX なんかはやたら全ての会話に余計な抑揚がなくて気持ちよかったよねぇ? ヴァネッサが久しぶりにバートン家を訪れたときの、意識して抑揚つけてます系の会話のうわつき具合とかが、そのおかげでいい味になってたわけだしさ。その前に観てたアニメとなるとえーと ROD とかか。あれは抑制というよりは単にものすごいダラーっとしたというか海の底の軟体動物みたいなテンションで、たまにミー姉とか西園さんとかがヘンなハイテンションで浮きまくってるのが効いてたしなぁ。あとはえーと攻殻機動隊? わはは、あれほど抑えまくったアニメもねぇだろ。せいぜいが「斎藤ォォォ! そいつをよこせぇぇェェ!」ぐらいか? これもタチコマがひとり(いや、複数だけどさ)で違うノリを出しててイイ味出してたぐらい。バトーは軽薄っぽい喋りも多いけど、うわついて感じないのは腕なのか。その前あたりだとラスエグ? これもディーオが引き立つステキな抑制ぐあい。いや、ラヴィはところどころはじけてたか。でもところどころだしな。「あんた、おなかがすいて眠れなかったコト、ある!?」 うううむ、要するにオレの趣味が偏ってるだけなのかねぇ……?
 まぁ、物凄いテンションで喋りまくる会話劇もそれはそれで嫌いではなく、マイフェイヴァリットムービーが「パルプフィクション」なあたりからしてそのへんはおわかりいただけると思いますが、脚本のほうが全然会話劇としての爆発力を持ってない舞HiME では、ここでは云ってもしょうがないでしょう。
 音楽目当てで観たわりに、音楽の印象があまり残らなかったのは、急いで帰ってきて視聴環境を作らずに観てたせいかも。一応戦闘シーンとかの BGM がヴォーカルつきでちょっとそれっぽかったかもしれないなぁ、とか感じた程度ですた。これは観直そう。
 戦闘シーンといえば、動きはさすがに気合入ってました。あんくらい RO とかも動いてればストーリーがあんくらいグダグダでも許容できたかもしれんのにねぇ。まぁ、舞HiME にしてもまだ一話なんで、以降このクォリティが保たれるかどうかは何とも云えませんけど。
 で、キャラデザについては、とりあえず秋葉で適当に近くのビル見上げたら目に映るんじゃないか、とか、思ってしまったのはさすがにオレが病んでるんでしょうが、まぁ、何とも云わないでおこう。少なくともキャラデザ段階で RO よりは圧倒的に好みだしな。ヤローのデザインがイマイチ面白みを欠くように、現時点では感じますが。
 そんで、あの二丁拳銃はどうにかならなかったのか。
 というか、あの銃のデザインのしょぼさは何なんだ。
 謎の犬っぽい機械も、なんか、正直絵面が幼く見えるからやめとけ、と云いたいところではあるのだが、うーん……今後の使い方次第なのかなぁ。カートリッジで装弾するからには弾切れシーンを効果的に使ってくれればアリなのかもしれん。右と左で撃った数が違ってバランス崩したり(←それはどうなのか) でもさぁ、犬っぽい形ってどうなのよ? どうせならもっとヘンなのにしてくれよ。タチコマは車輪で走行して枚数節約してたのかもしれんけど、多脚歩行ならクモってか昆虫っぽくするともちっと面白かったんじゃないかねぇ? あるいは、哺乳類ならネズミとかサルとか。後ろ足の跳躍力でばひゅーんと飛んでアリガチっぽく動くのは確立されすぎててつまらん。ネズミのズササササっというか、体をひねりながらやたら素早く地面にはりついて動いてるカンジの動きとか、シッポを使ったアクションをさせてみるとか、サルというかやっぱりこれはヒトデっぽくなるのかねぇ? ありとあらゆる構造物に四肢を巻きつけたりしながらトリッキーに動くとか。犬はいかんよ。つまらん。まして、噛みつくのではなく砲撃を主装備とする犬なんて。ていうか犬+娘っ子アクションは「もののけ姫」が頂点を極めてしまったので別のモンにするべきだなぁ。
 で、二丁拳銃ですが、せっかくリボルバー型にしてるんだから、その要素をきちんと描けばあるいは許す……にしても形がなぁ……うーむ……。
 リボルバーのカッコよさは基本的に一発射ちというか、要所で一発装弾して一発撃つ、にある(もちろん、六連発撃ち終わってから物陰とかでまとめて排莢、ちくちく詰めながら作戦会議系な芝居を入れて、カシャンッ、と戻して突撃、的なお約束もアリだが。自動拳銃の場合は途中で場面を切らずに弾倉交換するほうが映えるかな? あとジャムったトキの驚愕とその後の対処の素早さ。どっちもアップルシード四巻あたり(マンガだが)で熱い)わけで、あのデザインは装弾と排莢の描写がやりづらそうに見えるのが微妙なんですが。劇場版攻殻の「マテバでよければ」に匹敵するシーンが描かれたら褒めてやる。「ナンバープレートに一発、イイ腕だろ?」「新米にしちゃ上出来だ。次からは二発撃ち込め」
 主役のスタンドが発動するシーンはビジュアル的に、ここだけは満点つけるに値するデキでした。まぁ、オレンジ色の三つ巴はストレートにエストを想像しちまうけど、それはオレが偏ってるだけだし。
 ……まぁ、なんだな。MADLAX がやたら BGM を強く使ってて、かつ、それが演出効果としてやたらキマってたのが、あれが若干例外だったわけで(とはいっても、ROD も攻殻SAC もラスエグも同様の傾向はあったんだけどさ)あれを普通のアニメに求めてもいかんのかもなぁ。作曲者は同じ名手だとはいえ。MADLAX の二話とかすごかったぜ? あの冒頭の「the story begins」(予告で流れる曲ね)と、夕食会の直前からかかる「Vanessa」は絶品だった。あれで作品にハマったようなモンだし。ていうか、全編通して「the story begins」が最強に効いてたよなぁ。
 ……ま、そんなこんなで、とりあえず「観たらハマった」系にはほど遠かったわけですが、決して悪いデキでなかったのは確かなので、一応追尾してみますの方向性で。

実験終了後に起動→やめられなくなって最後まで、てな展開で「終ノ空」とりあえず終了。
 絶賛。
 もちろん問題は山ほどありましたが、そんなコトはどうでもよくなる素晴らしさで。
 システムはかなりダメで、セーブロードを含むあらゆるサブメニューの使いづらさはまぁ許容範囲としても、バックログが見れないのはどうなんだ。かなりテキストがヘヴィな作品だけにこれはちとキツい部分がありましたが。
 でも作品自体が素晴らしいので許容! 多少は作りが粗いほうが熱いコトだってあるのさ!
 強いて云えばエロにかなりの範囲で不必要に力が入ってるのがちと邪魔、ってまぁエロゲーの皮をかぶっとく必要は、たぶんこの作品の場合、あったと思うので、これは我慢してやるッ。こちらで云われてるように、エロゲーってヤツはエロ以外の審査が壮絶にザルなので、エロのほうに文句屋の目を誘導しといて、それ以外がエロどころでなくヤバいブツを作ったりする場合にはけこう適したメディアなのかもしれませんな。
 音楽面もなかなか。いや、語るほどの音楽はついてないですが、小品ながら BGM としての役割はちゃんと果たしてるので。
 で、本命のシナリオですが。
 オレの同類はやっとけ。同類じゃないヤツには危険だ。ああ、まぁ単純に「雫」系と分類しといてもいいのかもだけどさ。
 深入りしてネタバレしても勿体無いので浅くいきますが、かなり随所で「怖い」です。スパイラルマタイのくだりもですが、魔法少女リルルとの会話とか、リルルの台詞の構成とか相当本気で怖いし。(要するに「わたし、魔法少女リルルよ」の出現頻度とか、そういうことね
 足元揺るがし系ホラー、かな、分類するなら。「酔歩する男」とか系、にちょっと近いのかもしれん。フムン、あれも病んだ男と男の物語だな。
 キャラ的には音無彩名が有り得ないゲロ萌えでもうダメです。いやもうすでに萌えとかそういうんじゃなく、存在自体が御神体というかアレですが。文字通りアレ。ちくしょう、オレが恋(以前やった学園クトゥルフキャンペーンで登場させた NPC ヒロイン)にやらせたかったのはこれだ! やられた! ラブ! いやむしろ「いあ!」
 まぁ普通に進んで普通にメインヒロインルートに行ってしまったようなんで、次は彩名ルートを邁進したい所存。
 ……なんか支離滅裂ですが、気にするな。オレも気にしないから。
 とにかく「絶賛」だ。もちろん遊んだ同士でなら語り合える言葉もあるが、まだ遊んでない人間には何を語るのも惜しい、というか、申し訳ないから。
 そんでまぁ一応クトゥルフ物だ。かなり上質だとオレは思うが、思わない人も多いと思う、でも、クトゥルフを知らずに語るのはマズいとは思う。
2004/10/01(Fri)

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