烏賊学研究所(04年11月ログ)



[以後] [以前]


 
ところで最近はそういう傾向になりつつありましたが、昨日の長いのとかは、あれはもはや明らかに MMORPG の話題というより TRPG -CRPG - MMORPG を同列で語ろうという方向性に走っております。と一応書き加えておくアレで。
 キャラクターとプレイヤーの峻別とか戦闘成長サイクルの必然性とか、いろいろネタはないでもないのだが、今日は時間ないので気が向いたらいずれ。

うあ……。
 ついに正式アナウンスですか……。
 ……正直……微妙な気分だよ……。
 発売いつなんだろ? キャンペーンがちょうどひと区切りになってて、現在後半戦に向けてキャラの再構成をやってる段階なので、場合によっては後半戦から新版という可能性も考慮しなきゃならんのかなぁ……。
 まぁ、そんなにすぐには出ないでしょうから、今回のキャンペーン残り 9 シナリオ(ぐらいを予定)は旧版で行くコトになるでしょうが、さて。
 あ、リンク先では「これで 12 月の FRCS の必要性が微妙に」という文脈になってましたが、個人的にはむしろ惹かれる度が上昇した印象です。3 版でレルムとかやる気もはや皆無ですが、3.5 版でスタンダードファンタジーセッティングを試そうと思ったらレルムに触ってみるのも一興かなという感じで。
2004/11/30(Tue)



 
ということは、成長型 RPG が育成要素から自由になるためには、最初のプレイでは「成長を伴う冒険」であったものが、二度目以降のプレイにおいて「育成の義務」になってしまう、その部分を軽減してやるシステムを与えてやればよろしいのだろうか?
 実際に RO で同垢でセカンドキャラを作るとすると、装備と金がそこそこ揃っているおかげで「育成」の期間はずいぶんと短くなるが、その上ででも RO の義務は、確かに、けっこうヘヴィだと感じ得るものではある。(オレはあまり感じない。先日書いたとおり、キャラの育成方針を決める段階できちんと自己の意志をもって「ゲーム的決断」を下していれば、育成が地獄になった段階で「くそ、このステ振りは敗北だったか。まぁいい、次のレベルアップで取り返すために、自分の決断の結果は甘んじて受けよう」というふうにゲーム的なレスポンスとして受け容れられるからである。この決断を他人に頼ると、ただの苦行になる。が、半分自分を騙している気がしなくもない。でも、自分の決断がどのように通じ、また、どのように通じないかを検証してゆくプレイにゲーム性がないとは思わないし、それですらただの苦行になってしまうほどには、少なくとも RO における 60 台あたりまでの経験値テーブルは過酷ではない)
 ついでに云うと、別鯖で新規に! とかやると発狂しそうになる。(この点は、RO のバージョンチェンジが悪い方向に悪い方向に進み続けている実情を反映している部分もある。かつて遊びはじめた頃は、カプラ転送が実装されていなくて、ゲフェンからプロンテラに友人を訪ねて行くのに、ポタ屋に払う 1,000z もなくて、てくてく歩いて行ったものだった。あの頃はそうして旅するだけでも新鮮で楽しかったものだ。今のカプラ転送は、あの頃払えなかったポタ代よりも高い。で、今さらゲフェンからプロンテラまで歩いて面白くもなんともない。が、別鯖で新規にはじめたキャラクターはやっぱりビンボーで、転送費用なんて出せる余裕はないのである)
 うーむ。
 まぁ、RO しかやってないから RO を弁護するような云い方になってるだけで、RO がそんなにデキがイイと思ってるわけでもないんだけどね。(とはいえ、批判者が云うようなヒドいゲームでもないと思ってるわけで、弁護している面もあることは事実である)
 んじゃ別のゲームやれって?
 オイオイ、この文脈から行くと、別のレベル制ゲームってコトだろ? また下積みからやれってのかい? カンベンしてくれ。
 と、かなり「レベル上げゲー側の論客」としては問題のある発言を残して終わってみますか?
 うーん……実際韓国ゲーはもういいや。べつに韓国だからとか日本だからとかじゃないんだけどさ。
 別のゲームに手ェ出すとしたら、ドラスレオンラインでも出たら、かなぁ。といいつつイースが実際に稼動したら手ぐらいは出しそうですが。
 てゆか、マッシブなオンライン条件でファンタジー RPG やるという経験としてはもう充分にお腹一杯なんですよ。
 だからといってヨーグルティングやる気にならんしね。
 ファンタジーでないならレベルが上がるゲームなんぞやる気にならんわゲラゲラ。
 いや、レベル上げがどうこうではなく、リアルワールド的なモノ(ヒロイックでないモノ)を表現するのであれば、レベル上がって確実に強くなるようなのには興味ねぇもんなぁ。このあたりは、ファンタジー用に DnD を、近現代ワールド用にクトゥルフを選択するということを自覚的に考えた段階で出てた結論ですが。

最後、スキル制というものについて。
 オレは TRPG 分野において二種類のゲームシステムを偏愛している。ひとつは Dungeons and Dragons であり、成長型ゲームの代表である。もうひとつは Call of Cthulhu であり、スキル型ゲームである。代表かどうかは知らないけど。
 Call of Cthulhu のキャラクターは、もつ能力値のうち、Education(教養度)の 20 倍の数字を自分の職業に関連したスキルに振り分け、Intelligence(知性)の 10 倍の数字をキャラクター個人の個性に応じて自由なスキルに振り分けることで作成される。このスタートラインに至るまでに育成のプレイは一秒も必要ない。(旧版では EDU の 15 倍と INT の 5 倍だったが、新版になってもキャラクターの「強さ」は大して変わってる気がしない)
 成長型 MMORPG における成長の過程は、理論上、DnD における成長の過程と同様にプレイできる。育成の過程は「どちらにも」存在しない。MMORPG においては存在させることもできるが、TRPG の DnD でそれをやるプレイは一般的に忌避される。(→徘徊
 スキル型 MMORPG のキャラクターをスタートラインに持っていくためには、CoC におけるそれとは比にならないほどの過酷なスキル上げを要する。
 というふうに見ることもできるような気もする。
 まぁ、ウソ臭いけどね。

もうひとつは、プレイヤーとプレイヤーキャラクターとの間の距離の取り方か。
 TRPG 以来、プレイヤーとプレイヤーキャラクターは同一存在「ではない」 そして、そのこと自体が RPG の醍醐味のひとつであった。(→矛盾重視の TRPG
 TRPG 軸で考えた場合、プレイヤースキルがキャラクター性能を覆してしまうのは間違いなのだが、プレイヤースキルがキャラクター性能の前にあまりに無力であることもまた間違いなわけで、どのへんが最適なバランスであるかは人によって違うだろう。(ついでに云うと、キャラクター性能を決定するのはプレイヤー能力に負う部分が大きい。先日の「育成の方向付けを決定する段階のゲーム性」も同様の段階におけるプレイヤー能力に関する言及である)
 プレイヤーとプレイヤーキャラクターが別存在であることは、プレイという意志決定を為した後にキャラクターがどのような結果を出すかを鑑賞するという形で、プレイヤーに受動的な楽しみも与える。が、プレイヤーがプレイヤーキャラクターの行動を鑑賞するだけになると FF(オフラインのね)になってしまう。
 うーむ……。
 まぁ、MMORPG に関する言説としてはこれは全く論外なネタなのだが。
 だって MMORPG ではプレイヤー発言とキャラクター発言が峻別できないんだもの。
 ……民族性かなぁ……。
 たとえば、「横殴りすんな」「RO 厨巣に帰れ」はどちらもプレイヤー発言である。前者が「オレの獲物に手ェ出すんじゃねェ!」と叫んでた場合、「RO 厨巣に帰れ」と返したとしたら、それは返したほうが絶対的に邪悪である。前者はキャラクター発言だが、後者はプレイヤー発言だということになるから。「オレの獲物に手ェ出すんじゃねェ!」「いつテメェの獲物って決まったんだよ!」になって初めて RPG のキャラクター会話として是非を論じる余地が生じるのだ。(その後、「オレが最初に殴っただろ」「そんなの、○○国(ゲーム内の地名)の領土じゃ関係ねぇって、お前、知らないのか?」と続いたりするのかなぁ)
 が、実際には無理だろう。
 こればっかりは、どうやったって無理だろう。
 オレ自身、プロンテラの城壁わきで「あ、お湯が沸いた」とかやってるんだから、云えた義理じゃないわけだし。
 ……上述の例、TRPG 的に云うなら、「ぼくのキャラクターは「オレの獲物に手を出すんじゃねぇ」と云います」と云えばいいのだろうか?

育成要素と成長要素とスキル制について、ココ数日ダラダラと考えてたり。
 まぁ、考えてただけで全然まとまんないんですが。
 コンピュータゲームの延長として CRPG(コンピュータ RPG)を識り、CRPG の延長として MMORPG に至るか。
 TRPG の延長として CRPG を識り、CRPG の延長として MMORGP に至るか。
 TRPG の延長として CRPG を識り、TRPG の延長として MMORPG に至るか。
 CRPG から遡って TRPG を識り、TRPG の延長として MMORPG に至るか。
 CRPG から遡って TRPG を識り、CRPG の延長として MMORPG に至るか。
 そもそも、TRPG にどこから至ったのか。ゲームブックだったのか、ボードゲームだったのか。
 そこらへんに感覚の根っこがあるような気がするんだよなぁ。
 レベルアップは結果あるいは途中経過を示す道標にすぎない。手段でもなければ目的でもない。
 スタートラインは、本来「育成前」であるはずなのだが、「ある程度の育成が済んだ段階」がスタートラインであるという「錯覚」を広く与えるような既存のプレイヤー層こそが最大の問題だ、ということか。(以前はプレイグループを軸に語ったが、ここでいうプレイヤー層というのは、プレイグループという言葉が指し得る最も拡大した対象であるといえる。か?)
 実際に RO を見ても、今回の騒動に触発されて eRO、oRO、iRO などについて語っている言葉を多く目にしたのだが、外人プレイヤーは「やっちゃったスキル」「やっちゃったステ」が山のようにいて平然と臨時パーティにやってくるのだという。
 本当はそれでいいはずなのだ。
 先日は成長型 RPG がやりなおしの効かないデザインになっている点をネガティブに論じたが、本来、TRPG の視点で考えるなら、やりなおしが効かないことは RPG の本来の重要な醍醐味なはずである。
 たぶん半分は国民性の問題だろう。
 残り半分は?
 んー、何だろ?
 日本語が(韓国語もだけど)閉じた言語であるということなんじゃないかなぁ、と漠然と思ってるけどよくわからん。
 で、成長型のスタートラインが「育成前」(RO で云うなら一次転職直後ぐらい、原初ドラクエで云うならホイミ覚えたあたり?)であるという理論が現実に一致するならば、完成後にアレしてコレする自由度を売りとしているであろうスキル型のほうが、実際にはスタートラインまでの育成はキツいのではないか?
 そう感じたからこそ、オレは UO をやる気力を持てなかったのではないか?(何度も言及する、マクロで剣を振り続ける編集長のキャラクターのイメージの呪縛とか)
 だからこそ、自分自身は RO の、少なくともファーストキャラクターにおいては、ほとんどの段階で育成/成長に苦痛を感じなかったのではないか?(旧仕様の INT アコの転職間際はそりゃあマゾだったんで、「すべての段階で」とは云えないんですがね)
 「本来」、成長型 RPG(MMORPG)のスタートラインは「育成後ではない」
 しかし、「現実には」育成後である、という見方が主流なのだとすれば。
 成長型と育成型を同列で論じることは危険だろう。非難する側は育成型 RPG を非難しているのだが、弁護する側は成長型 RPG を弁護している。対象が違うのだから、議論が噛み合うはずがない。
 とかまぁ、そんなコトをダラダラ思ってたり。
2004/11/29(Mon)



 
免許更新してきたー。
 今回は違反一発あったので「一般」とかいう区分で講習というヤツを受けてきたんですが。
 ……まぁ、あの陰々欝々としてクソッタレなアレじゃなかったのはいいのだが、またつまんねぇビデオ観させられてゲンナリ。
 あれだけデキが粗いと脚本にツッコミ入れるほうが忙しくて真面目に観る気なくなるヤツのが多いと思うんだが、そこらへん、どうです?
 「やっぱりこっちの道のが早いぜイェッヒー!」とかいうセリフが出るからには、あんた普段からその道何度も通ってるわけだし、ってコトはそこに一時停止があるコトに気づいてなかったのであれば、それはケータイでしゃべくってて気づかなかったというよりむしろ普段から一時停止ぶっちりぎまくっているということを表現しているんだよなぁ? とかさぁ、思うよなぁ、普通。
 ……まぁ、トータルで得たモノがなかったというわけではなかったのでよし。
 道路標識の裏側に現在位置を示す何らかの情報が記載されてるなんて知らなかったぜ。こんど確かめてみよう。
 ん? 他?
 ……寝てればよかったかな。
 あと、全然関係ないですが、画面が横長の TV (最近よくある気はするんだけど、オレ TV という種類の機械にやたら疎いので呼称がわからん)で普通のサイズの動画を映すと横長になるのは当然の展開ですわな。なんであんな妙な TV 入れてるんだ? 業者とのつきあいとか、そういうアレか?
2004/11/28(Sun)



 
久々にホワイトメールを一気読み。
 やっぱ面白いわ、コレ。
 南極型の特殊技能者ではない筆者の感覚でなされる描写がそのままクトゥルフのシナリオネタにできそうで素晴らしいです。
 いや、クトゥルフじゃなくてもいいんだけどさ。

OK 簡潔に。
 麻薬より有害? インターネットのポルノ
 んなアホな。
 いや、有害か無害かはわからんけど、中毒性、依存性において麻薬よりヤベェってことは、少なくとも、有り得ないだろ。
 だって飽きるもんよ。
 特定のポルノの著作物(←?)に対して飽きるとかじゃなく、そもそも、ポルノの著作物を鑑賞するということ全般に飽きるじゃん。
 ……飽きない?
 HJK で発見。
2004/11/26(Fri)



 
なんてこった、3D かよ……。

戦術魔法空軍って! その名前のカッコよさだけでノックアウトだぜ。……オフィシャル設定じゃないよね……?
 というわけで、近日中に錦糸町にレイトで観にいくべ、ハウル。
 …… 27 日はオールナイトがあるのかぁ。すいてたらそれでもいいかもなぁ。
 話は変わりますが、指輪世界様におかれましては、なんか召喚魔法みたいな具合になってしまってすんませんでした。と、お礼を。
2004/11/25(Thr)



 
えーと、ちょっとスパーリングしてきた(←この表現どうでしょ?)
 コメントに書くか、こっちからリンク飛ばして書くか、とか、いろいろ判断が難しいところなんですが。
 いくつかまとまってない考えのメモを。
 被害者側の思想と加害者側の思想と管理者側の思想はすべて分けて考える必要があると思う。被害者側に自分をなぞらえた場合には、むろん自己防衛は基本である。たとえば仲間が新キャラを作って、旧来のキャラからその新キャラに装備を移そうとしたトキとかに、オレが本人認証に妙に手間をかけるなぁという印象を持った仲間はいるんじゃないかと思う。まぁ、新キャラに渡す初期装備なんてたかが知れてますから、それほどギチギチにはしてないんだけどね。ただ、被害者側は自己防衛が基本であることは、けっして加害行動を正当化するものではないとも思う。また、管理者側が取るべき立場も、その点を斟酌してはならないと思う。被害と同時に加害もまた自己責任でなければなるまい。被害者がマヌケであることは、加害者に対する評価に一切の影響を与えないべきだと思うし、ガードの固い被害者を叩いたからといって加害者を高く評価することもまたするべきではないだろう。加害は加害だ。その手段自体の鮮やかさは加害の言い訳、正当化にはならない。(是非の判断をしない見物人に対するアッピールとしては重要だが)
 さらに挑戦的な云い方をするなら、被害者視点からは詐欺なり犯罪なりは許容されると云ってもいいが、加害者視点からそれらを許容するかしないかを論ずる場合に、「被害者視点からは許容されるべきである、あるいは、否定されるべきである」という、被害者視点評価を持ち込むべきではない、と思う。
 以上第一項。まとまってないです。スマン。まぁ、まとめる気もないんだがね。
 以下、第二項。
 レベル上げゲームは本来自由度においてはそうでないゲームより上であり得るはずだ。とくに RO のように、同じレベルでもステタイプスキルタイプによってまるで性能の異なるキャラクターが得られるゲームなら。たとえば強敵に挑んで死中に活、針の穴のごとき勝利を目指す戦闘は、レベル上げゲーなら、極まって高レベルになっているのでなければ、各段階で別の敵に対して可能であり、一部のステータスシンボル的強敵に対してしかそれが評価されなさそうな「完成が早くて完成後にアレコレするゲーム」よりも自由で幅は広いことが可能なはずだ。(ただし、完成が早くて以下略ゲーについては経験が薄いのでなんとも云えないのだが)
 安全で一方的な狩りしかできない、というのは、そう思う本人の発想が及ばないだけであり、実際に冒険のネタは際限なく無限に存在するということはすでに述べた(が、それが主題になるような書き方をしてないので読みにくいね、ゴメン)
 もっとも、この問題は、「結局冒険=戦闘かよ!」というところに行き着いた「オレは冒険がしたいんだよスレ」的な問いには答えられないのだが、今回は「絶対に割に合わない戦闘は有り得ませんか?」という問いを念頭に置いているので、深入りしないでおく。
 戦場でクリックゲーになるということは、ゲームシステムの問題ではあるが、育てゲーであることの問題ではない。とはいえ、育てゲーであることは以下のように、そのトータルのゲーム性のうち、戦場に与えられる割合が少なくなる傾向を与えるであろう。育てゲーの場合は、戦場でリアルタイムに判断し操作を決定してゆくという点にゲーム性が集中しておらず、むしろ「どんなキャラをどうやって育てるか」という段階に観察判断意志決定のゲーム性が大きく割かれている。よって、その段階を自分で考えずカローラ作って高効率狩場で作業的にレベルを上げる人々にとってはゲーム性が薄く感じられる。攻略本を読んでその通りに進める人には、実は、育てゲーは向いていないのである。どうよ、これ。
 以上のように、育てゲーは実は完成が早く完成後が自由なゲームより優れた自由度を持つことが可能であると考える。が、実際に現在存在しているコンピュータ上の育てゲーにおいてそれが実現されているかどうかはまた別である。RO に限れば、後半〜終盤のレベルにかけての育成が過酷すぎる割りに、その段階で「挑戦」に値する対象が乏しすぎる点が問題である。致命的とすら感じられる。「最後まで挑戦の対象たりえるであろうボス格」と「最強クラスのザコ」の間の差が大きすぎるというのもある。もうひとつは、「やりなおしが効かない」という点で、単純にレベルを下げてスキルとステータスの一部を放棄しつつ、途中からリトライが可能なシステムが RO に与えられればなおよいのではないかと思うが、まぁ、これは置いとこう。
 以上第二項。第二項のゆるさは、「そうは云うけど、それじゃ実際 RO はその域に達してるの?」に対して、必ずしも肯定できない点にある。RO 以外の育て MMORPG がいけてるのかどうかは知らないが、たぶんイケてないように思う。
 が、成長要素を含む TRPG においては実際に可能であるから、思想自体はそう間違ってないはずだとは思うのだが。
 なお、TRPG は対人ゲーであるともいえるが対人ゲーではないとも云える。TRPG は人と人との過酷なマルチプレイ対戦であるボードウォーゲームを母体として持ち、それが TRPG に進化した際に大きな変化点として付加された要素のひとつは「成長要素」である。指輪世界はその時代を(体験としてかどうかは知らないけれど)踏まえて RPG を語っているために成長要素に深入りした言説が主力となっている部分があるとオレは思う。戦闘成長サイクルそのものに関しては MMO 以前のゲームを対象としてではあるが、すでに面白い考察をしておられる。また、戦闘の楽しさそのものを軽視する御仁でないことは、主にボードゲーム分野における氏の考察の熱さを見れば明らかであろう。オレも戦闘の楽しさそのものを軽視する意図はないが、その要素を MMORPG に「あまり」求めておらず、MMORPG でなければ実現できなそうな戦闘の面白さというものを考えつけるだけの脳パワーもないので、MMORPG の話題としてはそれを語る気にはならないという部分はある。戦うこと自体の楽しさをきわめたくなったらゲーセンに行くタイプの人間だというだけのことだ。MMORPG に戦闘の楽しさを求められない気がする理由のひとつは、参加人数が多すぎという点でもある。参加人数が戦争的に拡大すると、ひとりひとりのキャラクターの存在価値は薄く感じられるようにならざるを得ない。逆に、単純に数の優劣で勝負を決めるような(つまり多くを味方につけられるような弁舌と飴を用意する手腕が勝負を決めるような)ゲームはあるいは面白くなり得るかもしれないという気がする。戦争行為だけだと誰かがリーダーになり、大多数はいつも「数」でしかないという事態が生じるだろうが、対決場面が多く、また勢力の分布のバトルロイヤル性が高くなれば、ある場面では「数」ある場面では「リーダー」という立ち回りが可能になり面白くなるかも? 先日蓬莱学園に言及したときに考えてたのはそんなようなことだった。
2004/11/24(Wed)



 
世間一般のちょっとモノ考える人って、社会契約論とか資本論とか進化論とか当たり前に読んでるモンなんですかねぇ?
 というようなよくわからないコトを云い出したのは、オレが、このへんを全然、もと文献としては読んでないからなんですが。
 押井守の小説で進化論にからんだ大論戦が繰り広げられるシーンとかがあると、いやもう圧巻で大盛り上がりなんですが、やっべぇオレ読んでねぇじゃん、と。進化にからんだ論文だったら「The RNA World」とかは飛び飛びで読んでたりするんですが。まぁ仕事に直結してくるしな。(ていうかだいたいモノが全然違います)
 てなコトを考えながら「憲法と平和を問い直す」なる本を読了。ちくま新書だ。
 どっかの日記で「ヤン・ウェンリーの思想に同意か反対かいずれかの印象を持った人にはオススメ」ってなコトが書かれてて気になって読んだわけですが、いや確かに。面白かったデス。同じ言葉でオレ周辺の方にも勧めてみます。
 で、これ読んでて社会契約論とその前提としている「自然状態」と「万人の万人に対する闘争」に関する言説は MMORPG の「自由」を見る現在のオレの視点に影響を与えつつあるような気もちょっとしてみたりしたりしなかったり。
 まぁ、あれだ。かくも原典を読んでないオレですが、カントの「永遠平和のために」は読んでるんだよね。あれは一時期けっこう愛読してまして、大学の一般教養の歴史学で、小論文形式のテストにかなりまんま焼き直したネタをぶちまけたりした経験もあったり。もとはといえば蓬莱学園学防海軍の風祭深雪大佐のプロフィルに愛読書として紹介されてたのが手に取ったきっかけだったりするわけではありますが。
 まぁ、社会契約論とか資本論とか共産党宣言とかちゃんと原典に触れてみますかね……。いや、もちろん日本語訳じゃなきゃムリだけどさ。

久々に本垢投入! ということで、ここ数日、いろいろ暴れてきました。
 城2、騎士団2、最下層、ニフル村など。
 いやぁ。こうでなくてはな。
 てゆか、ME プリと組んでのニフル村は異常でした……。なんだあのラクして高効率ップリは……。テレポ ME が基本とされてますが、早朝という時間帯もあったにせよ、歩き ME でも充分です。収集品もいい値段になるので、青ジェム代のモトは取れるし、支援の内訳も少なくてすむ(お互いプリだし、必要な支援も限られる)のもラクでなぁ。
 まぁ、ラクすりゃイイってモンじゃないですが、ふだんのフルメンバー支援だとどうやっても SC の不足に悩まされるわけで、BM の活用も考えねばなぁ、とか口走ったら怒られた。
「喋りながら狩るのがいいんじゃんか」
 仰せの通りだがしかし。とか思いつつその後のプレイではちょっと意識してみたわけですが、実際オレらの戦場での会話量はちょっと常軌を逸した多さかもしれませんな。
 やっぱ会話は重要だなぁ、と再認識。
 3 枚の SC ウィンドウを駆使して無駄なく優れた支援をこなすべく精進せねば。
 てゆか、基本的に一切画面も手元も見ずに SC 使ってるので、F12 押す回数間違うと大変なことになったりするのですよ。フゥ。
 現在の基本配置は以下のとおり。
SC1: テレポ、速度、ヒール、ブレス、HL、フェンクリ、ロザ、マニピ、キリエ
SC2: リザ4、速度、ヒール、ブレス、HL、グロ、ニュマ、マニピ、キリエ
SC3: リザ4、聖体、ヒール、ブレス、リカバ、ぽた、アスペ、マニピ、キリエ
 何故か F3 にヒールが常駐だったりと、過去いろいろ成長段階ごとに試行錯誤してきた跡がくっきりと。
 SC1 がソロ用、SC2 が PT 用で、SC3 がその他低頻度に使用するもの、という構成なので、SC3 をきちんと練ればもっと上手く立ち回れるのかも。
2004/11/23(Tue)



 
実際、MMORPG について語っとかなきゃならない根底的な部分はすでに指輪世界の MMO 言及で語りつくされてるんだよなぁ。話題じたいは古いけど、基本的な部分は変わってないということでもありそう。
 「MMORPG と犯罪と労働と魂」は必ず全文読むべし。
 一部引用。
 日の出とともにひとり武器を持って出かけ、夕暮れに一日の獲物を数える。自分で計画を立て、自己の資本を投資し、自分が実行し、稼ぎは自分のものである。これは楽しい。人々はMMORPGの世界において、現実世界で失われていくこうした労働を楽しんでいるのである。

 2)裏切りの生じうる環境で信頼関係が築かれればその価値は大きい
 武田鉄也もそんなことを言ってたけど、それ以外の選択肢を選べるときに、なぜわざわざ人を試さにゃならんのだ。悪の海の中に善を求めるっちゃ格好いいのだが、あんまり幸せに通じる人生姿勢じゃないと思う。
 もっとも、UOのゲームデザイン自体に、そのような「試す神」みたいな傲慢な、志の高い、いかにも先進気鋭の洋ゲー根性がうかがえる。


3)好き嫌いの問題であって、選択肢の幅の一つとしてあってよい
 問題は、詐欺ゲームを遊びたいプレイヤー(詐欺師)と遊びたくないプレイヤー(堅気)との混浴にある。詐欺ゲームは、集団に堅気が含まれていないとできない。労働は詐欺師抜きででき、詐欺師抜きのほうができる。これは寄生関係であり、堅気はそんな選択肢のほうに行かないから、理論上詐欺ゲームは発生しない。発生するのは、堅気がシステムを(あるいは自分の志向を)理解するまでにある程度の期間があるからだ。そのような選択肢は一種の陥穽である。


余談3 詐欺ゲーム
 UOは変装や偽名などのフィーチャーを実装し、詐欺ゲームを、というか一般に犯罪ゲームを実現しようと試みたわけだが、これは堅気プレイヤーの労働行為を保護どころか窃盗教唆するデザインであり、失敗した(フェルッカからトラメルへの移行が起きた)。
 いや、移行までの一定期間、(一方的な)成功を収めた、と考えるべきか……

 ……引用が多すぎですな。
2004/11/22(Mon)



 
中国潜水艦侵入事件では各地でいろいろ話が広がってますが、やっぱり、連中が侵入したのも自衛隊が捕捉したのも初めてじゃなく、政治的な意図で情報の吐き出し度合いをいろいろ画策したと見るのが妥当なんじゃないかニャーという印象です。
 で、田中宇の分析は美しいなぁ、と例によって思った次第。

舞HiME 8 話「たいせつなもの。」
 参った。
 よろしい、本懐である。
 TV アニメの話題でネタバレ回避なんて、余程のことじゃぜい? 以下伏せ字。
 全体として、シーンの切り貼りの粗さは目立ったなぁ、と、まず、一応云っておいてみる。音楽のつなぎとかがなぁー。それぞれの曲が印象的に使われてた分だけ惜しいかも。
 んが、それ以外の点(ちゅか後半)では、まぁ、見事。
 最近のアニメの定番だと、今回はあかねの回ということで、あかねべったりで一本作るところだろうと思いますた。んで、オレ的にもそういうほうが没入しやすくてよろしいんじゃないかとも思ったんだが、これは舞HiME というシリーズがいろいろパラレルに見せつつ、後から見て「ああ、あれってこういうことだったのか!」的に鑑賞されることを狙って作ってるんじゃないかという部分もあるので、まぁ許容か。一応、貞子たん+メガネになっていた謎の物体がナイステイストであったと指摘しておく。
 で、後半部。
 あかねとツレのエピソードをきちんとシリーズ通して積み上げた 19 話あたりでやる、とか、一話まるまる使って語りつくす、とかやってたほうが素直にキたとは思うんだけど、逆にそれをやらなかった分だけ、実際にああなった瞬間のインパクトは大きかったかもしれんなぁ。
 綾波カラーの正体については、各地の考察を流し読みしてた身としては、人間でなかったコトの違和感はなかったんですが、ユッグドラシルですかい。あのシーンは分析的に見直せばかなりいろいろ情報が詰まってたのかも。
 で、あかねのツレの扱いがムゴすぎじゃー! ゲームルール(賭けるべきもの、守るべきもの)を視聴者に紹介するためだけに一発退場っすか! ひでぇ。最後なんか、「遠いまなざし」でも流れて来そうな勢いで。
 あれ、ちゃんと死んだコトになるんですかねぇ? あかねの記憶にのみ、「存在し、死んだ人」として残り、それ以外の世界においては「そもそも存在しなかった人」とかになったりしないのだろうか。いや、死体が消えちゃったので。でも、それだと単なる茜(里村)になっちまうか。まぁでも、あの世界じゃ、少なくとも「一番地」は記憶操作ぐらいお手の物らしいがなぁ。
 何にせよ、ブルーフレンドには及ばなかったけど、相当痛烈ではありました。
 「大切なもの」が「自分の命」でないということは最初(3 話あたりだっけ?)からわかってたけど、それを視聴者に対しては明言し、主役には知らせない、かぁ。
 ……となると、犬がしょんぼりなのは、なつきが本当に賭けるべきモノを現時点で持たないからとか?
 ではパラディンの「たいせつなもの」って何だ?
 カグツチが別格っぽく強いのは、主役の弟君に対する想いの強さを表現している?
 とか、RO 内でいろいろ話はしましたが、さて、どうなるか。
 次がなんか軽いノリっぽいのがまたスゲェわ。

 ……まぁ、大したコトは書いてないです。ただ、今回はネタバレしちゃうのが勿体無い回だったので、一応伏せておいた、ということで。
 つか、みやむーはやっぱキツいよ!
2004/11/19(Fri)



 
ゲラゲラ

なんだか微妙に面白そうな気がしてしまうのが何とも。
 まぁ、スクリーンショットちゃんと拡大して見ると、とりあえず苦笑して「戻る」ボタンをクリックするしかないようなブツなんですが。というか、3D という時点でかなり実際には論外ですが。
 しかし、「蓬莱学園」に言及するたぁイイ度胸だなオイ。ていうか、むしろ誰か蓬莱の MMO 作らんかねぇ? まぁ、売れなそうだけど、面白くできるとは思うんですけど。蓬莱の持ってたあの恐るべき「人数は力」というシステムはある意味で容赦なく MMO 向きな気がしなくもないし。そんで GNO(がどんなか知らんけど、噂に聞いた範囲で想像)ばりにプレイヤーがログアウトしても生活はかまわず続く。昔の育てギャルゲっぽく自キャラのスケジュールを組んでおいて、ログイン時には意図的に動く、みたいなー。で、一年通して「勉強」してた生徒がなんかの特別賞を受賞、みたいなー。
 ……ま、何にしても、「「ラグナロクオンライン」以上のムーブメントを起こす」は、ね……。「正気か?」と。
 RO の人気の基礎は癌呆が絡む前にこそ作られておったのだぞ? 癌呆の悪名がここまで轟いてしまった今、RO を超えるために一番必要なのは、「癌呆の名前が出ないうちに顧客を確保しておく」ことだったってわからんか?
 あるいは、本気で注力して、相当数のゲームマスターがちゃんとアクティブな NPC を動かしてストーリーを牽引したりしたら、面白さにつながったりするかもしれんけどねぇ。
 無料テスト期間があったら触ってみて、終わり次第「卒業」というのも面白いかもしれませんな。
2004/11/18(Thr)



 
これ、ものすごくマズい部分がある気がする。
 衆院の優越性を強化はやめとけ、と云いたい。
 で、「国会が国民投票を提案できる条件を、現行の衆参各院の総議員の3分の2以上の賛成から過半数の賛成に変える」はまぁ許容かもしれないけど、やっぱマズいと思う。けど、これを成立させるためには現行の条件を通さなければならない以上はまぁ、許容できないことはないかもしれない。
 最後、最悪なのは、「国民投票を実施しなくても、衆参各院の総議員の3分の2以上の賛成で改正案を成立させる」で、これだけは何としても許容されてはならないと思うんですがどうか。
 自衛隊がらみと天皇がらみについては、オレ程度の理解では大したコトは云えないので何とも云わないけど、国民投票においては反対票を投じるだろうなぁとは思う。というセンで。

今週の週アスはちょっとクリーンヒットなのがありまして、満足ですた。
 何かっつーと、「憑依都市プロジェクト」(p23)
 サイト紹介したいんですが、まだ公式サイトがない模様。しかし、コアメンバー六人の中に、山田正紀、牧野修、瀬名秀明といったオレ的に見逃せない名前が入ってたり、それらの小説家が関与したプロジェクトとはとても思えないイラスト(コミックの一部らしい)が掲載されてたりのミスマッチ感がなんとも興味深い感触です。
 紹介された基礎設定自体は微妙に使いにくそうではあるんですが、シェアードワールドを作りたいらしいので、そのへんも面白くなる要素はありそうというカンジで。しかし、「黒沢清が映画化したり、押井守がアニメ化したり」という連想が湧いてくるこの記事のライター、困った趣味してるよなぁ。同志だよチクショウ。
 一応、紹介されてた URL を貼っておきます。オレ的には今までノーチェックだった作家ですが、この企画で面白いモン書いてたら追ってみようかねぇ。e-NOVELS なるサイトでも読めるらしいという話で、ちょっとチェキってみたんですが、このサイトすげぇぞ。いや、スゴくなりそうだぞ。なんせ、容易には手に入らない、しかし山田正紀最高傑作の一角であるとオレが確信する「神獣聖戦」が少しずつだけど掲載されてるし! これの三巻が手に入らないことがどれほどオレにとっての哀しみであることか! web money で決済できるというのも強力ですな。
 神獣聖戦は短編の連続でありながら、それぞれが統一された世界観と物語を別々につむぎ出してるというカンジの構成なので、「とりあえずこの章読んでみて判断して」というのが難しいんですが、まぁ、素直にから読め。あとは、「怪物の消えた海」「時間牢に繋がれて」「鶫」「硫黄の底」あたりがオレ的に推し。
 ……なんか山田正紀紹介になってしまった。

オレは岡崎律子の歌を聴いたことがないんだが、岡崎律子が作った歌にノックアウトした経験だったら数え切れないぐらいあるわけで。
 というか、オレは「歌手としての林原めぐみのファンだ」と云われても反論できないぐらい、林原のアルバムとか持ってるわけですが、実際のところは「岡崎律子が作ったモンを林原が歌ってるのが好き」というなんだかよくわからない立ち位置なわけですよ。最初期に「Bon voyage」聴いてなければたぶん、その後、シンガーとしての林原に興味を持ち続けることはなかっただろう、と。
 岡崎律子+林原めぐみ、だと、「bon voyage」「4月の雪(もとは岡崎律子本人が歌ってるらしいのだが、そっちのバージョンを知らない)」「-life-」あたりがもうクリーンヒットでして。
 そこはまだね、途中だよ、焦らなくて大丈夫
 先が見えない日もあるさ
 でも心配いらない、君が歩いてきた道
 ちゃんと明日へと続いてる
(from Bon Voyage)
 とりあえず、この詞をあめじんに贈ろう、と、思った。
 突然こんな連想になったのは、岡崎律子の遺作がアマゾンで予約可能になった、という話題を HJK にて発見したのがきっかけでしたー。

西武ダンジョンズアンドドラゴンズ
 うは。観るね。球場行くね!
 ……ってまぁ、ホリエモンが買い取った段階で西武じゃないハズなんですが。
2004/11/17(Wed)



 
昨日の「レテの支流」について。おまけ。
 主役の高校時代の描写が、オレ脳内ではまんま「終ノ空」の主役のイメージになってた。

そして「シャムタンティ」(「魔法使いの丘」の d20 版かな?)は充分にカクハバードのワールドガイドとして役立ちそうだという話題が
 そいつは熱いぜ!
 いや、アランシアも欲しいんですが。
 実は値段も安い(2,000 円弱)ので、この価格が続くなら四冊そろえて FRCS 一冊分のお値段、というのもちょう魅力。まぁ、四冊目とか厚さがダンチっぽいが。
 シャムタンティとカーレがあればワールドセッティングとしては充分使えそうですし、それ見て気に入ったら七匹の大蛇と王たちの冠まで揃えれば気分爽快! って方向性で、ひとつ、どうです?
 てゆか、MoP、BoVD ときて、魅力的すぎるアウタープレーンの設定を眺めてる間に、フォガットゥンレルムみたいな「普通のスタンダードなファンタジープライムマテリアルプレーン」のセッティングがなんだかどうでもよくなっちまったのですよ。しかし、ファイティングファンタジーならアンタ、心の故郷だぜ。
 さらに欲を云うなら、ポート・ブラックサンドこそ本当の意味での心の故郷だという噂もあるんですが(←問題児) まぁ残念ながら本国でも「盗賊都市」はまだ出てない模様。
 盗賊都市が出たらナー。その都市セッティングだけでも大喜びで持ってきて使うんですが!
 まぁ、買おう。
 火吹山とか雪の魔女とかは、実はあんまり魂が引かれなかったんですが、ソーサリーならやっぱり別格だ。
 ……レッドアイって ECL いくつぐらいなんだろ?
 目からビィム! そのかわり普段は常に瞑目!(その状態でもおぼろげながら視力はあるという強烈さ。目を閉じてもメドゥーサにやられるとかか?)
 ……というか、ファイティングファンタジー世界は「悪人」をプレイするのがとても楽しそうな世界だという点で下方外方次元界に似ているのかもしれませんな。
 自分も悪、敵も悪、みんな悪、うーむ、悪。

うおう、鍵の RPG? そいつは興味深いぜ!
 ちゃんとストーリーがあって 3D を使わない RPG になってくれたら大喜びで遊びますが。RPG の枠に収まるボリュームで麻枝シナリオだったら熱そうだしな。AVG だと長すぎで……。
 3D が嫌いなんじゃよー。萌えピクが完全ノー眼中な理由は主にそのへんにあるんじゃよー。
 RPG 作る人と提携……? あぼぱあたりと組んだら面白……い……いや……うーん……。うーんうーん。
 折戸に RPG の曲を作らせてみたいというのもアリで。それっぽい名曲は実際多いし。
2004/11/16(Tue)



 
最近のテンパイ選手の大暴れ(正確には、単に最近まとめて更新されてるだけだって気もしますが)については、云うべきコトがけっこーあるような気もしたんですが、なんか面倒になっちまった。
 気が向いたら後日。
 ああ、でも、あれだ。
 「RO 厨巣に帰れ」は名文句だと思う。
 でも、それじゃ、テンパイに対する罵倒として「UO 厨フェルッカに帰れ」とか、云わないのかなぁ。
 云わないんだろうなぁ。
 いや、もうちっと突っ込んで語らないと通じないというのはわかるんですが、面倒なんで今日はこれだけで。フゥ。

早瀬乱「レテの支流」(角川ホラー)読了。
 うむむむむむ。
 大したモンだ。
 パーフェクトではないですが、充分に賞賛に値するデキだといえましょう。
 不満を挙げるなら、終盤の展開がちょっと急ぎすぎで、理論部分に説明不足な感じがする、という辺りですが、まぁ、ホラー小説では珍しくない傾向ですし。理論部分をガチガチに詰めてった結果、むしろ意味不明になった「ブレインヴァレー」みたいなコトになられても困るしね。
 途中では「んー Final Destination?」とか思ったりしましたが、解説も同じコト云ってて苦笑い。ううむ、まぁ、自然な連想ではあるか。
 ラストは(ココはけっこうマジ重大なネタバレです)「むしろ一人向こう側から合流した方を片付けて整合性を復元する」方向に走るのかと思ったけど、これははずれ。うーん、そっちに走ってたらどうなってただろうねぇ。
 まぁ、さすがに賞(佳作だけど)貰ってるだけあるデキです。オススメ。
 過去の受賞作と比較すると、レフトハンドには及ばなかった、という印象。相続人にはトータルバランスでは負けてる気がしますが、オレの好み度でいけば上。ISOLA や黒い家には完勝、と、そのくらいでしょうか。あくまでオレの印象で語ってますが。
 こういうのがちゃんと出るから角川ホラーはやめられんのだよ。
 まぁ、興味持たれた方には是非読んでいただきたいので深入りはしない方向性で。

まぁでも、こんなん見てると、一発殴ったぐらいで済ませた紳助なんてそうとうにマシなほうだったのかもしれねぇなぁ、とか、間違った印象が生まれてきたりするわけですが。

なんだか、小田嶋ブログの島田紳助がらみの話題(「テンション」「○僕の日記」)がやたらとステキな盛り上がり具合になってきてる模様。
 んー。あー。
 いや、実際んトコ、最近の島田紳助の仕事なんて知らん(だいたい TV 観ないしね)し、TV 業界がどうなってようがどうなってこうが、概ね知ったこっちゃねぇ、としか申し上げようがないんですが。
 この件に関しては紳助サイド擁護の意見は全く支持できんな。
 ただまぁ、紳助サイドというのが紳助本人と本当に同じサイドに立っているかどうかというのは微妙かもなぁ、と思わなくもないですが。
 外から見れば明らかに異常な慣習の中に囲い込まれ、その中で稼ぎ頭のパンダをやらされた挙句に訴訟起こされるような事件の加害者をやるなどという事態に追い込まれた紳助こそ「紳助サイド」が加害した被害者であると云えまいか。いや、全然ちゃんと情報集めずに思いついたコト云ってるだけですけど。
 さらに視点を明後日の方向に移動すると、紳助個人は今仕事なくしたってべつに野垂れ死ぬ心配がない域にはたどりついてるわけで、ここらで訴訟でも起こしてもらってさっくり一線を退いて過去の栄光を適度に振りかざしつつ悠々自適ってのも悪くないかなぁと、そういう思考に至り、ジャーマネ女史と結託して一発デキレース仕組んでみた、とか、そういう見方は……いや、さすがにそれはありえんか。ゲラゲラ。
2004/11/15(Mon)



 
よっしゃあああああああ来たあああぁぁぁ!
 「ガングレイブのサントラが」
 ……orz
 何のことかわからない人はココとかチェチェチェキで。
2004/11/14(Sun)



 
で、舞HiME はずっと観てるんですが、その、ネタが多すぎて、面倒になるっつーか。本末転倒というか。
 今回は話の集束度を一気に拡散させてた印象で、それぞれのシーンは細かく切りつつ、これまでにまいてた伏線を補強しつつそろそろひと山作りましょうかーその前段階的な展開でありました。こういうノリは本来好きなんじゃが、語るのは疲れるのじゃよー。
 まぁ、かいつまんでいくと……。
 にゃもゆかりちゃんペアが単純に思い出される教師二人とかが無駄なテンションで良。「黙秘権!」アホかい(←褒めてます)
 街中探索シーン(ライダーが飲み屋っぽい店に入るシーンのちょい前あたりから)の BGM がオレ的に梶浦らしくて高評価。
 YUUKA 対ガン=カタの対峙とかもイイ盛り上がり……になりそうだったんだがなぁ……。相変わらず一人で浮きまくってるナギーの登場でオシャカ……っていやいやいや、あの泥酔パラディンが一人で美味しいトコ持ってった、が正解なのか? コロニーレーザー(飲み過ぎ時のブレスウェポン)は YUUKA を直撃するかと思ったが、さすがにそこまではやらなかったか。
 で、レートさんは何者ですか?
 そしてみやむー!
 ……いや、通常の演技者としての声優みやむーは別に嫌いじゃないのだが、歌を歌わせるのだけは間違ってる! 絶対!
 まぁ……その……どうゴマ化したか、それとも修練の成果なのかは知らんけど、歌自体は信じ難いほど問題を感じない域にはなっておりましたが……ヨーロッパ言語の発音は有り得ねぇ。醜い。美しくないとかいうレベルじゃねぇ。なんなんだあれは。いや、まぁ、日本人の演技者で外国語を喋って美しい人というのはほとんどいない印象なんですが(というか、TV とかではカタカナに準拠しない発音は許されていないのではないだろうかと感じることが多々ある)みやむーは……とくにツラい気がする……うーん……。
 バウムクーヘンのトキもなんだか醜かったしなぁ。
 まぁ、オレは日本人なのでオレの印象が正しいとは限らんのだがね。
 ……まぁそなかじで。
「お前がその力を自由につかってやるコトってなぁ、その程度なのかい? 器の小ささを露呈して私を失望させるなよ!?」
 とか云いたかったが、まぁ、あのキャラもまだこれからいろいろ描かれるのだろうしね。

アイリス・チャンの死亡をネタにちと雑談するハメに……。
 カンベンしてください……。
 あの話題には深入りしたくねぇんだよ。
 明らかなのは、南京の件に関する全ての意見は間違いかウソだということだけだ……。
 で、事件そのものに関するアレやコレは置いといて、アイリス・チャンの著作そのものはデッチ上げだというコトに関しては決定でよろしいんでしょうか?
 やれやれだ。

酒くらって仕事してたコトの是非とかよりずっと以前に、そもそも薄めた消エタなんてモノを飲む気になったという時点でかなり致命的に病んでる気がしますが……。

OK、月刊 FSS チェキり。
 いやぁ。
 もう、なんだかねぇ。
 話自体はまぁ、なんというか、やっとかなきゃなんないエピソードなんだろうなぁ、というカンジでガマンしてますが。
 デストローイは素晴らしかった。
2004/11/12(Fri)



 
さて、次なる問題は。
 どっちの垢に払うか、ということだ……。
 しばらく本垢というのもあるよなぁ……。
 時期見てパラレルにしてもいいし……。
 \ 1,500 / 月、って、どうってことないしなぁ……。むしろワンデー買いに行く手間かけるほうがシャクだぜ。

たいへんだ! スゲェ面白ェ
 パラディンやろうと思ってる方には必須なネタですぜダンナ。
 とはいえ……とはいえ……うーむ……難しいねぇ……。
 何が難しいって、パラディンと一緒に旅する連中がたまらんわ、これじゃ、ってのが満載ですぜ。やっぱりハッタリかましてパラディンをコントロールしながら旅しなきゃならんのかねぇ……。
 というわけで、自分でパラディンやるとしたら、というコトで考えてみた。
 Personal Reputation (個人の名声) 1
 Lies & Truth (嘘と真実) 2
 Law & Justice (秩序と正義) 2
 Torture & Mistreatment (拷問と虐待) 1
 Oaths (誓いの言葉) 2
 Murder & Combat (殺人と戦闘) 1
 Treachery & Tactics (裏切りと戦術) 2
  仲間がたまらん例そのいち。
 Duels & Challenges (決闘と挑戦) 2
 Valour & Foolhardiness (勇気と蛮勇) 0
 Prisoners (捕虜) 2
  まぁ、「捕虜は取らない」というのは禁止されないぽいので、実はこのコードはヌルいかも。
 Dealing with Evil (邪悪との付き合い方) 3
 Aid & Succour (手助けと援助) 2
  これは微妙だな。ミッションをぶっつぶすほどの足かせを用意するのはマスターにとってもメリットがないので、実際には問題にならなそう。金銭的にはともかく……。
 Charity & Healing (奉仕と治療) 0
  治療義務のほうだけなら 2 でもいい気もする。
 Protection & Defence (守護と防衛) 0
  これは旅するパラディンの場合 0 以外は実質不可能っぽいですな。定住してるなら 1 か 2 でもアリかも。
 Religious Observation (宗教的儀式) 0
  これも旅する以上は他に選択肢なし。旅しないなら 1 かな。
 Religious Tithes (宗教税) 3
  1 と 2 より 3 のほうがヌルいというステキなコード。所有権は教会にあり、全ての装備は教会からの貸与と看做し、ふだんは自分の裁量で取り回してよし。ズルい? 許されないようなら 0 で。
 Duty to the Church (教会への義務) 1
  教会という存在の扱い方次第かも。ワールド設定次第で 0 かも。
 Sexual Purity (純潔)1
  「妻」ってアンタ。女性パラディンの立場は?
 Duty to the King (王への義務) 0
  旅する以上は以下略。定住なら考え直すかも。
 Feudal Dues (税金) 0
 Companions (同伴者) 1
 Fellowship (仲間) 0
合計 27
 ……ウァオ。
 結構な数字になったなオイ。
 まぁ、ワールド設定や、旅するか否かなどのキャンペーン傾向も関わってくるので、とりあえずこんなモンでしょうか?
 15 ポイントという推奨値をクリアするのはそんなに難しくはないようです。
 オレがマスターなら 20 ポイントぐらいを課すかなぁ。各項目、例外はありますが、2 ぐらいまでならパラディンらしさとしてアリな気がするんだよね。3 になると、単純に詰む場面が多そうでちとアレだが。
 情報はこちらで発見。
 というかですね。サードパラディンに関する最大の疑問点というか、問題が生じる余地というのは、「パラディンは例外なくバカ(低 INT)である」というのが物理法則として存在するという点にあるわけですよモン太。
 能力値は自分の好きなように割り当てることが標準である以上、パラディンの一番低い能力値は INT にならざるを得ないわけでして。INT 12 あるパラディンがいたとしたら、そいつは他に 12 以下の能力値なんて持ってないってのが絶対真理なんですよ。普通は、まぁ、10 だろうな。8 というパラディンもたぶん珍しくない気がする。
 PT 内で恐らく最も INT の低い集団を構成するであろうパラディンをいかにして周囲がだましだましハッタリ効かせて問題起こさないように導くか……。
 大変だよなぁ。
 いっそ、もっと宗教色を強くしてしまえば、ロールプレイはしやすくなると思うんですけどね。アンデルセンっぽく、とか、そんな具合で。アンデルセンだと偏りすぎなら、ラディンっぽく、でもいいかもしれんしさ。ラディンとパラディンなんて一文字違いじゃんか。サラディンも一文字違いだな。
 で、パラディンのいるパーティで TN ウィザード(エヴォ切りトランサー)やってるワタクシとしましては……。
 うううむ……。
 どうしよう……。
2004/11/11(Thr)



 
なんかちょっと前にドラクエ8 のサブタイについてケチつけまくった気がしますが、ホビージャパンの新作日本版シナリオ集を見てて、思ったさ。
 オレのシナリオタイトルに関する言葉のセンスって完全にソーサリアンに毒されてるのであるかなぁ、と。
 いや、まぁ、ファンタジー系のモノに限るわけですが、ソーサリアンに出てくるようなシナリオタイトルは何でもオッケー的に感じてしまっている気がするのですよ。で、それからハズれそうなのはびみょー、というか。
 「竜の花嫁」はかなりカッケェタイトルだと思います。
 日本らしさもそこはかとなくなくもないカンジで。
 ……他のシナリオタイトルは……微妙ですなぁ……。前のに比べれば総体的にはマシですが……。
 まぁ、今回は買うぜ。トーチポートを狙って、な。
 シナリオ自体は……んー誰かが使うと云い出さなければ、自分でシナリオ作るトキの参考用に読むかなぁ。

えーと、なんかこっちに振られたので蟲師の話でも。
 オレは単行本になってからしか読んでないですが、概ね同意デス。
 これ見よがしな盛り上がり方ではないけど、話の起伏はちゃんとあって、一読で強烈なインパクトってわけじゃないけど、たまに掘り出して読んでみると何度読んでも面白かったりする作品でスナ。
 ニオイという表現もなんとなく分かる気がする。
 話が基本的に主人公の視点で、主役の視点がとてもニュートラルなので、周囲の喜怒哀楽がもすぬごい勢いで渦巻いて悲劇的な結末を迎えちゃったりしても、作品トータルの印象としてはズドーンと落ち込んだりお涙頂戴になることがなく、逆に、話自体がやたら感動ハッピーエンド的に突っ走った場合でも、トータルで見ればきちんと抑制された語り口になってる印象で、そのへんの叙事的なテイストがオレ的には好感触、とか云ってみる。どうだろ?
 主役がやっぱりキーなんでしょう。通しで出てるのが主役だけだからというのはもちろんだけど、視点がニュートラルで、人文的というより自然科学的な「蟲師」のイメージがよろしい。で、その基本線を崩さない範囲ではちゃんとイイ奴だったり、相手によってはハッタリかまして商売したりもするあたりの人間臭さ、みたいなー。
 まぁ、あんま意識せずにその世界の感触(ニオイってのもたぶん近いんじゃないか?)を楽しんでますが。
 キャラ萌えで云うなら、ずいぶん前から云ってるが、淡幽一択で。設定考えると、再登場は可能だと思うんだがなぁ。珍品好きの先生はちょこっとずつながら何度も出てるのになー。
2004/11/10(Wed)



 
それはそうと、実はつい先日ひとつトシ食ってたのでありましたが、免許の更新が!
 すっかり! 忘れてた!! 忘れてたよ!!
 行かないと……。
 速度違反で一発つかまってるので、ちと面倒なメにあわされるらしいデス……フゥ……。
 面倒としか云いようがねぇよなぁ、実際……。
 蠍座は一番安全なんだから、さぁ。
 星座別交通安全度については HJK 様からハッケン。

確かに、ファイティングファンタジー世界のワールドセッティングは是非欲しいなぁ。

なんか惰性で「月詠」観てしまったんですが「東京23区」のゴミ袋が最大の謎でしたな。何だったんだありゃ。
 モノ自体は……まぁ……べつにどうということもなかったですが。
2004/11/09(Tue)



 
で、ココんトコ、ずっと RO には気合が入らない状態でした。まぁ単に体調も微妙な上にクソ忙しかったりして、ログインしてても雑談しながら作業するので手一杯というアリサマだったりした、というのはあるんですが、要するにここ数日の騒動がアホらしくてな。
 正直に申し上げて、あの内部告発文書なるものそれ自体よりも、癌のそれに対する異様に素早いコメントよりも、RO プレイヤーの一部の層のバカ騒ぎのほうが余程ゲンナリ感を煽ってくれたことですよ。
 なぁ、癌をブッ潰すために血道を上げる、って、何考えてんだ?
 癌を肯定するわけでも擁護するわけでもなく、オレは単に「何かをブッ潰す」ことに向けられた情熱ってのがかなり完全に理解できないだけなんですが、「癌をやっつける」のは「RO をよりよい管理体制下で遊ぶ」という目的に対する単なる手段でしょうが。だから、癌が癌のままでも事態が改善しさえすれば問題はない――いや、過去の罪は消せないから皆無ではないにせよ、成功は成功だよね?――わけで、そこで癌をやっつけることのほうが目的になっちまってる連中の声のデカさには激しくぐんにょりですよ。
 確かに癌には問題は山ほどあったし、今もある。でも、今や改善されてる、「チャット鯖は死にっぱなし」みたいな事例を引いてくるってのは、「癌をブッ潰す」こと自体が目的ならともかく、「よりよい管理を希求する」という観点では大間違いでしょ? それは改善されたんだぜ? かつてその点が改善されたのと同様に今後、今の問題点が改善されていくことを議論するべきときに、過去の、すでに改善された問題を引っ張り出してどうするよ。
 正直、初期の癌による RO 管理体制はひどかったと思います。当時は、癌は「がんばってます」と云うばかりで一切結果はともなっていなかった。
 現在、癌による RO 管理体制は、かつて夢見た最低水準ぐらいには達してると、正直、思います。現在はそれなりの結果は出てる。そのかわり、現在の癌は一切カケラも頑張ってはいないように見えますが、がんばるばっかりで結果が出ないよりゃマシな状態にはなってます。
 正直、BOT なんかどうでもいいんだよ。RMT だってどうでもいいんだよ。オレはやんない。それで充分だろ?
 もちろん、改善してくれるに越したことはないんだけどさ。

先日の「勝谷・小田嶋」事変はどうやら終息した模様。正直に申し上げて小田嶋隆の完封勝利にしか見えない、んですが、まぁ、オレはずっと小田嶋隆のファンやってて、その思想的バックグラウンドとかもかなりの範囲で知ってたりするので、そのへんは割り引いて観戦してやらないと公平な審判はできない気もします。ううむ。
 あとはねぇ、小田嶋ブログのコメントで行われた論争において、勝谷氏サイドに立ったコメントの質が明らかに下だったのでそういう印象というのもあったり。いや、このあたり、小田嶋隆ファンをやってりゃ、苦笑して「あんた、小田嶋隆が誰だか知って云ってるのか?」とでも返すしかないようなモノだというのが弱点なだけであって、そうでない人々から見れば互角だったのかもしれないです。そういう意味で、オレの審判はフェアじゃないです。
 逆に、勝谷氏日記にはコメントもなければ BBS もないので、そっち寄りに集まる論客の言葉は見れなかったわけで。
 んでまぁ、思い立って久々に「我が心は IC にあらず」とかを読み返してみたりしました。
 思想的には変わってないなぁ、という印象。いや、小田嶋著作を全部読んでるわけじゃないので、云い切るのはアレですが、あくまで印象として。
 で、この件に関する第三者のトラックバックで一番切れ味がイイと感じたのはこちら
 全面的に賛成、というわけじゃないけど、かなりの範囲で鋭いと思われます。
 ……しかし、もしかしてココ見てくれてる方にはまるで興味のわかないネタだったりするのかなぁコレ? とちょっと不安になってみたりも。
 まぁ、とりあえず勝谷氏の日記は面白いことは間違いないので、これまで通り警戒しつつ毎日楽しみにチェキらせていただく、という方向性で。

田中宇の分析は、いつも、ちょっと希望的すぎるかなぁ、と思う部分が多かったりするのが難しいところではあるんですが、今回はちょうど大統領選というデカい山場が過ぎた直後ということで、素直に興味深いテキストになってると思います。
 田中宇が希望的すぎると感じるのは「人間は理性的であり、バカではない」という前提が強すぎる点でして、たとえばイラク侵攻の段階で、アメリカ以外の世界中の人々はかなりの確信を持って予測していましたが(とはいえ、たとえばオレなんかの予測は、国家間戦争の段階での泥沼化であり、国家間戦争が形式上終結した後が泥沼の本番になるというのは予想外ではありましたけど)だから、米国の上層部の同様の予測があって、敢えて侵攻という選択をした、というようなのが田中宇的分析であった、とオレにはトータルすると見えた(内訳はとても複雑なので、興味ある方は自分で確認されることをお勧めします)んですが、もしかしたら米国は本当にバカだったのかもしれん、というのが、最近の世界を包む恐怖の本質なわけでして。
 どんなに強大で、どんなに暴虐であっても、理性と損得勘定で動いてるモノには対処できます。
 が、多少パワーは劣っても、理性と損得勘定が通じない相手には対処するのは至難です。
 帝国より地球教のほうが致命的な所以です。
 中国より北朝鮮が直接的な脅威であるのも同じ理由ですな。
 ……どうなることやら……。
2004/11/08(Mon)



 
えーと、オレが毎日見てるサイトはもちろんたくさんありますが。そのいちそのに
 どっちが「いち」でどっちが「に」であるかは、単にどっちの URL を先にチェキりはじめたかの順序にすぎないです。どっちの読者をやってる期間が長いかについては云うまでもねぇっしょ。18 年ぐらい前のコンプティークを読んでたんだぜ、オレは。ああ、いや、当時はどっちかっつーと中野豪のイラスト目当てだったような気もしないでもないんだけどさ。
 勝谷氏の日記をチェキるようになってもうずいぶん経ちますが、オレは、ずっと、勝谷氏の意見に対して、かなりの頻度で物凄い警戒感を抱いていました。べつに明確な理由があったわけじゃなかったんですが、それは間違ってなかったみたいだなぁ、と思います。
 いや、思っただけで、やっぱり何も明確な理由はないんだけどね。
 まぁオレの意見は置いといて、ちょっと見てみてくださいよ。
 オレは、見た人の感想のほうに興味があるね。
2004/11/05(Fri)



 
一部、裏でもないネタもありますが画撮がしっかりしてて素晴らしいデス>スーパーマリオ裏技集
 こちらで発見。

えーと、癌呆問題、その後も各地で目にする機会が多くて、見るたびになんとなく考えてるんですが。
 RMT って実際にそんなに稼げるものなのかね? という疑問が。
 自分自身が先日書いたように RMT の買い手になるなんざナンセンスだと心底思ってるので、いまいちわからんのですよ。ゲーム世界内なら、狩りで集めた収集品を NPC んトコに持ってけば無から金が生まれて金が手に入りますが、ゲームマネーを同じようにリアルワールドで自動的に換金できるわけじゃないですよねぇ。ゲームマネー売って儲けるためには、実際にそれに金を払う買い手が存在しなきゃならんわけでしょ?
 商売になるほど買い手って存在するの?
 商売になるという前提で考えた場合でも、買い手の資金量には限界があるわけで、供給が充分であれば買い叩かれるのは必然ですよね? となれば、社員だかバイトだかが BOT を駆使して利益を上げるためには、むしろ、自分達以外の BOT や RMTer は精力的に駆除したほうが有効なんではないの?
 BOT の月額支払いがバカにならない金額だから会社が駆除に本腰を入れない、という云い方はちょっと会社ってモンを擬人化しすぎで、云い換えれば、信頼しすぎでしょう。よく RO 関連スレで癌呆擁護およびそう取れなくもない書き込みをした人物に対して「社員乙」というレスがつきますが、社員が会社を擁護するほどの忠誠心を持っているハズはない、と考えるほうが自然ではないですか?
 社員は薄給でこき使われ、その社員にバイトはよりひどい条件でこき使われ、BOT で RMT でもやらなきゃ食ってけないのに、職権を生かして商売敵の BOT を BAN することは止められる。結果、自分の(大した労力はかけていないにせよ)稼いだゲームマネーは資本力のある社会人ユーザーに買い叩かれ、「BOT で稼いだゲームマネーでホクホクだぜ」とうそぶいてみせても、RMT で得た収入と癌呆から与えられる給料足しても買い手の手取りの足元にも及ばない(かどうかは知らない。いい勝負ぐらいはするかもしれないけど)というのがせいぜいなんじゃないの?
 本当に搾取されてるのは誰だ?
 1,500 円/月で、少なくとも好きなときにログインできる程度の管理は享受している我々ユーザーか?
 BOT で稼いだゲームマネーを、本人にとってははした金、売り手にとっては大金になる金額のリアルマネーで買わされている連中か?
 それとも、薄給でこき使われ、RMT で糊口をしのいでいる社員やバイトか?
 搾取、という言葉は、そう高い頻度ではないにせよ、今回の事件に言及する言論の中で目にする機会のある言葉です。オレがこの言葉を目にしたときに最初に連想するのは、「資本家が労働者を搾取する」という文脈であり、二番目は「発展途上国の児童を性的に搾取する」的な文脈です。それで、ついこのような方向に思考が展開してしまったんですが。
 オレらユーザーより酷い搾取を受けてる連中がいるんだからオレらはここらで満足しとこうぜ、と、下を見て安心しろ、と云いたいわけではありません。社員と会社を一体のものと看做してまとめて敵扱いするのは下策なのではないか、ってのが本意です。
 癌呆に対する悪意を表明する段階で、心ある活動者たちは会社と社員を同一視して敵視しています。しかし、社員やバイトが友人の一般ユーザーを優遇してたりするなどという点では、社員がある意味で一般ユーザーの側につく可能性を平然と受け入れ、それを批判しています。なんだかヘンじゃない? その場合、薄給でこき使われることも上と下からのストレスで神経削られることもなく、ただ社員やバイトと同等の優遇的犯罪容赦措置を与えられてる「社員やバイトの友人である一般ユーザー」は社員やバイトを明らかに搾取してますよね? 社員やバイトはそうやって一方的に搾取されてる中、誤差みたいな金額で私腹を肥やして、自分を搾取している連中を「クズ」と呼んでうさを晴らしている程度の低脳だと信じてるということですか?
 我々一般ユーザーが搾取されていない、かどうかは不明です。が、搾取関係の焦点としては、それは二の次三の次でしょう。そして、たとえ搾取されているとしても、搾取「される」側を中心に置いた議論は無益です。
 誰が誰を搾取しているのか。
 癌呆はもしかしたら我々を搾取しているかもしれません。が、癌呆の社員が我々を搾取しているわけではありません。その片棒を担いではいるにせよ。よって「社員乙」はおかしい、と、オレは思います。
 癌呆は、恐らく社員やバイトを搾取しているでしょう。まぁ、証拠もソースもないですが、給料は明らかに安そうだしね。もしも、その程度の人件費しかかけられないというのが癌呆の収支の現実であるのだとしたら、その程度の収入しか与えていない我々ユーザーこそが社員やバイトを搾取しているという可能性すら出てきます。いや、まぁ、そんなに癌呆の接続料収入がしょぼいとは思えないけどね。で、薄給でこき使われている社員やバイトが仕事をしないのは我々に対する搾取行為でしょうか? 会社に対するサボタージュであると考えるほうが妥当じゃないですか? 癌呆という会社を憎む余り、会社に対するサボタージュという側面にはなんとなく同情的な気分になってしまうのはわからないではないですが、その結果としてユーザーサポートがおろそかになっているとすれば、どうだ? どうなんだろう。この項、結論なし。すまん。
 RMT で金を稼いでいる人と RMT の買い手になっている人との間に搾取関係が成立すると考えるのはそんなに不自然じゃないと思います。どっちがどっちを搾取しているのかはその人の経済感覚によって異なるでしょう。まぁ、実像としては、買い手のほうははした金でゲームマネーが手に入ってちょうオトク気分、売り手のほうは寝てる間に BOT が稼いできたゲームマネーがバカにならない額の現金になってちょうオトク気分、ってトコなのかな? そうだとしても、「どっちも満足してるんだからもちつもたれつなんじゃねぇの?」とか云ってしまうヤツは搾取関係を論ずる資格がないような気がするにゃー。
 まぁ、全体の構成を考えずに「おかしいよ!」と思うところをづらづら書いてますので、全然まとまってなくてアレなんですが、話の焦点はふたつ。RMT が商売として成立するという前提はどうなんだ? ということと、搾取関係で見た場合、「社員は敵であると感じるのは仕方がないが感覚として幼い。社員はちょっと不正にお目こぼしを貰って優遇されてるように錯覚しているかもしれないけど実際には癌呆に搾取されているという点で「敵に回すべきではない存在」であると看做すほうが大人っぽいんじゃないだろうか」ということです。どっちも、現状の抵抗運動やら何やらに対する「なんかヘンだぞ」と感じる部分をちょっと自己分析してみただけのコトで、非常にまだ浅い段階の思考であり、結論出してない部分も多いのでアレですが、このへんを考慮から外しっぱなしにするのはマズい気がするのよ。オレの勝手な印象としては「幼く見える」というカンジで。あるいは、会社側の味方になったようなツラして、働かない社員を糾弾してみせるか? 会社と社員は必ずしも緊密な同盟関係にあるものだとは限らないし、この場合はその関係が不当であることは問題の中心的な原因のひとつであると思えるので、純粋に戦争に勝つための思考としては、どっちかは味方につける方向性で考えたほうがいいのではないか? わからん。
 「RMT が商売になる?」についてはもう一点。
 搾取という言葉から連想された上述のような思考を加味した場合、ほんとうに道徳的に罪深いのは BOTer や RMTer(売り手)よりも圧倒的に買い手の RMTer なのではないか? でも、今までのところ、「誰ひとりとして」買い手の RMTer を非難する声を上げていないってのは、物凄くイヤです。イヤな理由は後述します。むろん、RMTer を非難しても癌呆の管理体制に対する批判の本筋からはずれてしまうから、その言説がないこと自体は間違ってないんです。でも、なんで、それなら、BOTer や RMTer(売り手)を非難する言説は際限なく途切れることなく出てくるのでしょうか? そっちが出るなら、買い手を非難する言葉がもっと出てきていいハズじゃないですか?
 で、以下、イヤな気分になる理由。
 もしかして、RMT の買い手になる人々の気持ちはわかる、から、批判しない、んですか? と思ってしまうんですよ。
 どうなんですか?
 上述で「性的に搾取」という云い方をしたのは実はここにつなげる意図もあったりします。非難されるべきは誰ですか? 買い手ですか? 売り手ですか? それ以外の、それを見下ろしている誰かですか? それとも、「売り手と、それ以外のそれを見下ろしている誰か」の両方ですか?
 あなたなら、買いますか?
 「性的に搾取」の問題はもういちど忘れて下さい。
 あなたなら、買いますか?
 オレは、買いません。買う人の気持ちがわかりません。買う人の気持ちがわかる人を、オレは同志だとは思えません。
 結論が出ないままでアレですが、今のところ、オレがこの問題におけるユーザー側の動きに対して感じているのは、こういう「どっかヘン」感です。
2004/11/04(Thr)



 
前回、投票と開票の終了後に選挙手段そのものの正当性を争うという醜態をさらした教訓はまるで生きなかったってコトですかね。
 誰かアメリカを民主化してやれよ。
2004/11/03(Wed)



 
バカか、こいつは
 「不登校の子ども、不良品」ってのは確かにひでぇが、そもそも「児童、生徒を工業製品にたとえながら」が救い難いですな。
 んー、規格品よりは不良品のほうが、よほど、マシ、かなぁ。

だから何とは云わん。何とは。云わんけど、ねぇ

あー、デキレースの結果が出たらしいですな。
 まぁ、「あっそう」ですが。
 ライブドアには最近ちょっとお世話になっているので、あんなクソ業界に関わらずに済んだことを寿いでおきます。
 オレはかつて野球ファンでした。そうでなくなっていった理由のひとつはプロ野球界がクソッタレだったことですが、今さらプロ野球界がクソッタレじゃなくなったとしても見直したりはしないでしょう。ま、現実はクソッタレのままですが。だからといってかつてプロ野球ファンであったことを後悔したりはしませんが。
 オレは今 RO プレイヤーです。以下略。
 それだけのことです。
 ……なんか話題が変わっちまったな。
2004/11/02(Tue)



 
いやでもそれはそれとして、最近のフェンリルに対する仕打ちは、酷い、と思うよ、実際。
 いや、もっとひどい鯖もあるが。

うおお、仕事速いReckless
 まぁ、つけくわえるならば、別に花を育てること「だけ」を楽しんでいるわけでもないんですが。ひとつしか楽しみ方のないゲームを 2 年も遊べませんって。今回の花の話はその部分のみについて書いてますけど。
 「「育ったキャラで何をするか」という部分はあまりにお粗末」については確かに否定できんね。花のたとえ話でも書いた通り、花屋で買ってきた花には意味があるが、育ち切った RO のキャラを買ってくることには意味は感じられない、わけで。自分で育てたキャラだと楽しいってのは、その育てる過程もある程度共有してたりする、「いつもの仲間」がいるおかげでしょう。
 「一番不可解なのが「ツマンネー」「癌氏ね」と言いながら毎月キッチリ金を納めている人々だ」については、えーと、そりゃそうだ。「ツマンネーのに何故やってんだアンタ?」というのは、別にネトゲに限らずあらゆる娯楽に対して云えるコトでしょう。
 まぁでも、遊び方の嗜好の違いについては、むしろ別のモンを例にとったほうがわかりやすい気がします。GNO について、氏は「全体のバランス考えずに1機だけ趣味機体入れてもしゃーない」と云ってらっしゃいますが、オレなら「趣味機体も使えずに勝ってもしゃーない」ということになりそうな気がします。いや、GNO やってないからわかんないけど。
 まぁそなかじで。

えーと、例の内部告発と称するデッチ上げ記事(デッチ上げの内容が結果的に事実と一致する可能性は低くないけど、あの記事自体はデッチ上げだと考えるのが日本語的には自然ですな)に関してコメント出すぞ、と昨夜ハンタギルドの北あたりで MATT に云ってしまったんですが、なんか面倒くせぇなー、と。
 なんか、かなりの範囲で共感できる記事があったのでそれ紹介して終わり、でどう?
 いくつか見解の異なる点について書くなら、
1) 上述の通り、この記事は完全なデッチ上げだと思います。デッチ上げが事実とかなりの範囲で符合する可能性については低くないと思いますが。
2) 「「あの会社だから仕方ない」と思わせられるようになったら勝ちだ」については、「だったら、ヤツらを勝ち逃げさせないために必要なことはまず「あの会社だから仕方ない」と思わないこと、であろう」と申し上げます。この記事を信じるのであれば、「あの会社だから仕方ない」と思ってはいけないハズです。この記事を信じるのであれば、今までの倍の通報を繰り返しましょう。どう?
3) 「ユーザーをクズ扱い」については、実際、どこであっても商売やってる側にとって客は一定の割合でクズとしか云いようがない存在だと思います。むろん、クズの比率が高いか低いかは場所によって異なるでしょうし、RO の客におけるクズ比率がどうであるかについては何も云いません。ただ、「クズだと思う」ことと「クズ扱いする」ことは、だから、ある範囲で仕方ないと思いますが、「クズだと云う」のはマズいです。自分で「この客はクズだ」と判断し、そう思い、そう扱うのは、それなりに(正当なものであるかないかは別にして)根拠があることだから、ある程度仕方ない部分はあると思うんですが、自分が根拠を持たないままに、上司に「これはクズだ」と云われて下っ端が客をクズ扱いするという事態を招く、「口に出してクズと云う」は罪の重さがケタ違いです。とはいえ、事実関係は不明ですし、どんな場所にでも、「口に出してクズと云う」ような「クズ」はある程度の比率(例によってその高低には言及しませんが)で存在するものなので、深入りしてもしょうがないでしょうな。
4) 「1Mで500円って、全然割に合わないような気がするんですけど……。」
 わはは。
 1M で 500 円なら買うかもね。
 でも、2M で 1,000 円なら買わないね。
 オレ程度の感覚がそうズレたものでないとすれば、売る側にとってはこれじゃ商売になりませんな。
5) 「ただわたしが心配なのは、この記事を読んで自暴自棄になって、BOTやチートツールを使ったり、MPK等の迷惑行為をしまくる人が増えるんじゃないかっ!
 その1点につきます。」
 この点に同意。

 ……まぁ、そんなとこでしょうか。
 で、自分の個人的な立場としては、これまでも、これからも通報なんてしないでしょうし、RO を続ける限りは金も払い続けるでしょう。そして、いつかやめたら、二度と、癌呆にもバンクにも、それらが関わっているモノにも、それらに関わった人間にも、すくなくともそうとわかれば、金を払うことはしないでしょう。
 RMT に関しては、上では「買うかもね」とか書きましたが、たとえば、この記事で書かれているような「そうでもしないとゲームが愉しくないですから」には、一切カケラも共感しません。
 たとえば、園芸とかが趣味で花とか育てている人は、キレイな立派な花を咲かせたいと思ってはいるでしょうが、「バッカじゃねぇの、そんなん花屋に行けばずっと安く、ずっと確実にキレイな花が買えるじゃねぇか」と云われたって「バカかこいつは」と思うだけでしょう。オレが RMT に肯定的な意見を述べる人に対して持つ印象も同じです。もっとも、キレイな花を今すぐ揃えなければならない事情というものは確実に存在するでしょうから、キレイな花を買う行為そのものを否定はしません。RMT についても、心理的には、同様の考え方を持ってます。政治的にはあまり心理的な本心を吐くわけにはいかないのですが、それは上述した「クズ」の件と同じで、「思う」ことと「云う」ことの間には絶対的に差があるということです。で、総合すると、あくまで、「金を払えば手に入るモノのために手間ヒマかけるヤツはバカだ」という言葉に対しては、哀れみと嘲りが半々の微笑でも浮かべてみせるしかない、というだけのことです。今すぐキレイな花が必要な事情というものをオレは今すぐいくつでも列挙できますが、今すぐ現金払ってゲームマネーが大量に必要になる事情はひとっつも考えつきませんが。
 で、廃人なり BOTer なり社員と癒着してる連中なり、業としてビニールハウスで大量の花をきっちり管理した条件下で栽培してる人々に、オレら鉢植えの花を大事に育ててる市井の愛好家が、少なくとも結果的な産物では、逆立ちしたって敵わないのは当たり前のことです。そんな連中に勝とうなんて思ってないですし、勝っても何の意味もないです。
 花屋に行けばひと束いくらで買えるような花を、自宅で鉢植えにして毎日たいせつに水やって虫とって世話して育ててる人々には、99.9%の我慢と0.1%以下の愉しみしかないなんて思いますか?
 オレの RO 仲間は、鉢植えの花をちまちま育てている人々です。そういう連中と、キレイに育ちつつある、あるいは、どっか失敗していびつになってしまった、でも自分の手で手塩にかけて育てている花を持ち寄って、お茶でも飲みながらいろいろ語り合うのは、なかなか悪くない楽しみだと感じます。花屋で買ってきた花は、なにか特別なイベントがあったときに花束贈呈するためにはベターな選択でしょうが、持ち寄ってお互いのセレクションを語り合うのは――あー、フラワーアレンジメントとかの分野なら有り得るのか。すまん、オレには興味の持てない世界ですな。
 でも、たまにプロ御用達のスペシャル肥料これひとつで世界が変わるッ! というのが安価で売ってたら、ちょっと誘惑を感じることはあるかもしれませんけど。1M = \500 程度なら、もしかしたら。
 買いませんけどね。
 ……ていうか、「値段を考えると社会人なら普通に買うでしょうね。数万円単位で」って何だ。数万を二万、1M=\1,000 と仮定しても 20M ですか?
 そんな金持ったコトねぇなオイ。
 全 RO 財産かきあつめても微妙ですよそれ。
 それで二年間、ずっと楽しかったですけど。

 ところで、今回紹介/引用させていただいたぽたゆな様ですが、翌日分で、「う〜ん、なんだか昨日の日記はガンホー擁護と受けとられてしまってるみたいですね〜」と書いてらっしゃいます。あれがガンホー擁護だと思ってしまえるような文盲が RO プレイヤーの大多数なのだとすると、確かに RO プレイヤーはあまり質が高いとは云えないのかもしれませんな……。

な……なにごとー!?

そういやイラクの人質は殺されちまったようですな。まぁ、不可避の展開であったことは明らかなのでコメントのしようはないですが。
 しかしまぁ、こうした事象とは「無関係に」イラク派兵延長の是非は論じられるべきじゃないんですかね? なんで野党連中はやらんのかね?「イラクで殺された民間人青年については痛ましいことでありました。ここで御冥福を祈らせていただきます。さて、テロには屈せぬということは今や国際社会の常識でありまして、この事件は我が自衛隊のイラク派遣とは完全に無関係なものと看做されるべきであるという点は与野党で今すぐにでも合意可能なものと考えます。そこで、先日来の数々の邦人を対象としたテロリズムについてはいったん全てこのさい考慮の外に置いて、それとは無関係に、純粋に、自衛隊のイラク派遣が継続されるべきであるかどうかという点について議論すべき時期がきていると思いますが――」ってな方向性でさぁ。
 自衛隊をイラクに置き続けたい人々は、自衛隊の撤退とテロに対する屈服を関連付けたがる。のなら、そうでない人々は、それらが無関係である(べきだ)という点を強調してゆくべきではないのか?
 どうなんだ?

拳銃 VS サムライソード
 いや、わざわざ隣の部屋に乗り込んでってのが凄い。自分が襲われたんだったらやれんこともないかもしれん(というか完全ノンスキルで接近戦なら日本刀のほうが拳銃より有効な気がする)が、なぁ。
 ギターでマリオ
 個人的には、ちと完成度が甘いという点でピアノのには及ばない、とは思うけど、これも恐るべき神業よ。
 いずれも Reckless 様でハケン。
2004/11/01(Mon)

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