烏賊学研究所(04年12月ログ)



[以後] [以前]


 
INT>AGI ME 予定アコはついに天津デビゥ。
 HL 取得直後の想像を絶する弱さに愕然としたりもしましたが、よくよく考えればあれだ、鈍器持って HL じゃあそりゃ弱いわ。ゲラゲラ。
 まぁ、とりあえずここからはゆたーりまたーりと進行予定。天津畳の MAP はほぼ覚えてたのには我ながらびっくり。

そしてー。
 二十面相の娘、既刊読了。
 素晴らしい。
 というか、だな。
 チコ萌えすぎですよ先生! やべぇって! 今年最強だ! 音無彩名を超えた! ギャアー。
 萌えポイントについては……まぁ……昨日、例の御方の分析を読みに読んでもうお腹一杯になってしまったので深入りしませんが……ううむ……。まぁ要するに感情抑制系キャラの瞬間的感情放散という萌え、ということになるかなぁ。
 一巻収録の読み切りバージョンのラスト、二巻最後のエピソードの「そんなんじゃ……ないわよぅ」、三巻ラストの振り返り綾波ゲイズ、あたりにゴロゴロと。
 メイドのトメさんもひそかに好演。登場シーンは少ないものの、さすがに存在感が光る二十面相も素晴らしくカッケェです。
「本から何かを学ぼうなどと思ってては犬にされてしまう。本も読まないようでは豚になる」
 素晴らしい。
 本読みキャラにはこういう、読むことに対する哲学を語るようなセリフを云わせなきゃダメだ。ROD はそのへんが浅いんだよなぁ。
 まぁ、画風は非常にクセがあるので、初学者の方は「菫画報」から入られることをオススメしますが。
 年明け早々に四巻が出るという話もあり、実に楽しみです。ヒャッホウ。

角川の内紛にからむアレやコレ
 なるほど。っていうかまぁ、そんなこったろうという情報の断片はいろいろ得てはいましたが。
 むしろ重要なのは大陸書房に関する言及でありまして。
 ひかわ玲子と羅門祐人は大陸の本で知ったんだよなぁ。ひかわは今も新刊はチェキってますが、羅門はどうなったんだろう? ちょっと前に仮想戦記っぽいタイトルの作品を書いててぐんにょりした記憶はあるんですが。
2004/12/21(Tue)



 
追記。
 「みさき先輩という発見」の方はすげぇ。最新のにはあんまり壊れたテキストが今のところ見当たらないんだが、数日は追跡してみて巡回に入れるかどうか決めよう。
 で、「そもそもマルチに出くわす度に、マルチの尻ばかりを追いかけるはめになるので、彼女以外で物語を貫徹したことはない。」ってスゲェよなぁ、としみじみ。まぁ、ちょっとわからないではないのだが。ちょっと、だけどね。
 なお、この方のこの論の本来の論旨はもっと先を見てます。その先を見てる部分については言及を避けておきます。何故って? そりゃ、お前、実体験がゴニョゴニョ。

えーと、先日言及した指輪世界様の萌えの社会性言及にいろいろリンクが追加されたような印象が。印象? いや、最初に読んだトキにはなかったと思うなぁ、というだけのことですが。
 で、まずノウアスフィアの開墾をチェチェチェキってみる。むちゃくちゃ面白いです。と同時に、これをこの話題に関する参考リンクとして持ってきた意図を読みきるのは難しかったりもするんですが(とても深いか、とても浅いか、どっちだ?)、その深読み思考が際限なく発展するあたりも楽しいです。がまぁ、興味ない人にはつまんないかな? まぁちらっと見てもらって、どういう話題かを確認後、読むかどうか決めていただければよろしいのではないかと。
 で、もうひとつ。「妹パワーでモテモテに」からリンクで飛べる「みさき先輩という発見」およびその周辺テキストにひっくり返りますた。
 いや、もう、ね。
 内的には何の不思議もない議論ですが、自分の外側にこれに類する議論を目にしたコトがなかったのがずっと不思議だったアレだ。
 われわれの感情移入の対象はみさき先輩であってみさき先輩と出会う主人公「ではない」という点に関する素晴らしくまとまってる名文だ。このテキストに付け加えることがあるとすれば、「我々は字面とは別の意味で実は途方もなく盲目ではないのかという、むしろ確信に近い不安」も感情移入を煽る重要な要素なのではないかとも思うがね。澪に関する、「むしろ我々こそ言葉を失っているのではないか」……はちょっとずれるか。
 この点をオレ的に最初に意識したのは綾波萌えの議論の段階でありまして、綾波的な「行為対象」である受身存在美少女をアレしてコレしたいという欲求が綾波萌えの軸であるという言説が、オレにはどうしても納得できなかったわけですよ。むしろ、あれこそ我々の持つある一面を最も強調した姿であるからこその感情移入なのではないか、と。
 「わたしには他になにもないもの」「ごめんなさい、こういうとき、どんな顔すればいいか、わからないの」「わたしが死んでもかわりはいるもの」といった台詞は、我々自身の持つ感情に他ならないのではないか? 我々は単にトシくって経験値を増やして、そういったコトを自覚できる能力を身に着ける過程で、そういったコトから意識的にか無意識的にか目をそらす能力をも身に着けてきているから実際にはそんな台詞は吐かないし、無難な表情を作って笑ってみせることができているが、そのへんを吐いてしまうキャラクターに対して感情移入をはしてしまうことの結果として綾波萌えがあるのではないか? と。
 そして、それらの場所を、乗り越えてか、あるいは意識してかは知らんが、とりあえず通過してきた我々は、今それらの場所にいる彼女達が出会う主人公として適任たり得るのではないか? というような部分すなわち、「彼女達に対する感情移入」を踏まえた次段階としてはじめて主人公たちに対する感情移入の可能性が存在するのではなかろうか?
 とか、まぁ、そんなカンジで唐突に終わる。

何をやっとるんだアンタは!

あずま氏がまた絶妙な冒険を。(NEWS 12/18)

Reckless 様引越しおめでとう!
 ええなぁ MT。ちゃんとした鯖をつかまえたってコトですな。あのサイズ、しょぼい鯖にゃ置けないし……。
 ってまぁ、ダイエットの方法がないわけじゃないのかもしれないですが、わしは説明読んだだけじゃ見出せなかっただよ。自分で工夫するとしても、実働してる状態じゃないと試験できないしねぇ。
 BLOG の編集はココをガリガリ書くのに比べて面倒で重い作業ではあるのですが、過去ログの切り出しとかが扶養な点は優れてるので、そのへんなぁ……。URL 変えずに広告つけずに BLOG にできるもんならしたいんですが、難しいな。
 てゆか、トラックバックを送りつけ、受け付ける手段さえあれば、このまんまでオッケーとか思ったり思わなかったり、そんなカンジだったり。
 フゥ。

眠りのない夜を、数え切れず過ごした――
 HJK 様で発見。
2004/12/20(Mon)



 
Lain ネタもいっちょ。
 ED の「遠い叫び」がしみじみ染みる名曲なので是非お試しを。
 歌詞がこちらに
 OP も好きだけどね。「And you don't seem to understand...」

しかし Lain に関してはあれですな、ネットゲームという文脈からも実に楽しげなアレが可能ですな。(アレ=ここでは、分析のようなカオをした何かウソくさいモノの総称)
 なんせ絵と音は大好きだったんで、サントラは最近でもそこそこの頻度で聴いてますし、オムニプレゼンスだかなんとかいう画集も買ったさ。あの嫌ったらしい地球外生物の影は非常に薄く、強烈に心地好いイヤさのあふれる素敵な画集ですが、これにまた素晴らしい 4 コママンガがついてましてな。
 ちびちびレインってぇシリーズですが。
 まぁアクセラ関連のネタが熱いんですが、ネトゲネタもありまして。
 職場からだと手元に原本がないのでウロ覚えで。
「……友達に裏切られた? ネットは相手の顔が見えないから気をつけないと……」
「最初は優しくて、指輪くれるって云われてついてったんですけど、地下 20 階あたりで腐れ PK と化して身包み剥がれてドロンですよ? どう思います?」
「学校へ行け!」
 ……まぁ、あれだ。
 絵がないと面白くもなんともないですが、まぁ見た記憶のある人が思い出し笑いをしてくれればいいなぁ、ってカンジで書いておきマッスル。
 ちびちびレイン、帝国の逆襲。
 素晴らしかったぜ。

最近になって Lain を観たりするのは、何かのあれか? 流行とかそういう?(例
 あの作品はまぁ確かにストーリーはどうにもこうにもだったんですが、絵と音の「アーティスト病」それ自体はオレ的には大好きなテイストだったんで絶賛しておきます。問題は、それ以外なのだよ。
 つまりあれだ。あれ。
 人間の子供ぐらいの体格で体格に不似合いなでかい頭部を持ち、頭部のサイズに不釣合いなでかいアーモンド形の眼を持ち独特の縞模様の服を着た地球外生命体ッ!
 オレはなあぁ! あれが出てくるとッ! 吐き気がするんだよッッ!!
 ノンフィクションの文脈で登場させるんならともかく、フィクションにあれを出すのは、あの、ええと、「死ね」というか。
 むしろ「もう殺ス!」というか。
 あれが登場した瞬間、せっかくの絵と音のアートな独創空間が全部ブチ壊れて嘔吐反射が。
 オレが小中千昭を激しく憎悪するようになった原因となる作品でありましたとさ。いや、決定打になったのは、その後クトゥルフ関連のアンソロジーっぽい本で小説書いてるのを読んで、「ぐぁ……なんだこのつまらんブツは……あ、この名前どこかで……」と感じたときだったのではありますが。
 んーでも誰も言及してないってことは、あの灰色エイリアンに猛烈な拒否反応示すヤツってあんましいないってコトなんでしょうかね?

なんかファミマで RO 関連ブツがいろいろ販売とかなんとか。
 んあー。いらねー。
 とは必ずしも思わない方も、今回は、いそうですけど、しかしなぁ。
 一番みんなが欲しいのって、容易に入手できるワンデーチケットだと思うんだけどねぇ?
 まぁ商売にはならないと思うけどさ。
 きちんと 24 時間で落とされるようなシステムを作って、きちんとワンデーで一日しか遊べないようにして、150 円にして、ぐらいまで条件絞れば一応、その部分では採算は合い得るんじゃないかとは思うんですが、うーむ。
 それなら買うかって?
 買うねぇ。
 喜んで。
 というか、そういうのがあれば露店垢とか普段動かさない垢を作って活用するってのが容易にできるので、アカウント数を増やしたい癌の営業戦略にもがっちりハマると思うんだがなぁ。

うーん……。
 昨日のあれはやっぱあまりにうまくないよなぁ。
 例の素敵な挑発的一文を見て、なんとなく普段から感じてた馬場節に対する違和感を吐き出してみるチャンス!「いまだ!」(←KOF 2003 のクラークの発声で)とばかりに飛びついたつもりだったんですが、内容が全然「その回の話に対する」反論になっちょらん。困った。
 というか、反論的立場で考えた場合、指輪世界の言葉だけで事足りてしまってるんだよなぁ。いや、指輪世界様が TRPG 民の立場から反論をなされているというわけではなく、そういう立場から読んだ場合、指輪世界の言葉に付け加える言葉がない、ということですが。
 TRPG に関してオレがギャースカ毎回騒いでいるプレイヤーとキャラクターの間の線の引き方というのは、萌え表明における説明責任に関する説明だけで事足りてしまう。というのは、萌えを表明するということは萌えている自分をロールプレイ(キャラクタープレイか?)することだから。といってしまっていいのか? わからん。
 あと、TRPG というのが、プロフェッショナルな作り手がアマチュアな受け手に何かを「与える」もの「ではない」ということは強く主張したいところではあるんですが、では、プロフェッショナルな作り手が与えるべきものは何なのか、という点についてビジョンを示せないのがツラいところで。
 うーん……。
 以下は蛇足。
 「感じていた違和感」は、大筋で納得する範囲が広いからこそ感じるものであり、同意したい部分も同意できない部分も含めて氏の論は高く評価する(って云うとエラそうだな)ものであります。
 KOF 2003 のクラークの「いまだ!」については、あの台詞のものすごいマヌケさというか脱力感が素晴らしい味わいなので一度喰らってみてください。
2004/12/17(Fri)



 
昨夜は ME 志願 INT アコを起動。連夜のスタートダッシュで激しく寝不足。
 ま、まぁ、今夜は早めに寝よう……。
 ……。
 …………。
 無理っぺぇ……。
 まぁとにかく、♀アコ動かすのは初めてなのに、なんだかとても懐かしい感じがするというか、そんな具合でした。
 べつに自キャラ萌えとかそういうのはない(いやまぁ、皆無じゃないけど、♀アコに関してはない、ってコトね)んだが、なんか♀マジセージとかって寒そうで落ち着かないのじゃよー、とか、そういうことなのかねぇ?
 転職までは例によってポリン島で壁を頼み、ベース 14(チェイン装備レベル)まではバッタを叩き、TC チェインを借りて(ヒナに感謝!)速攻でフェイヨン→→(禿森)に突撃してしまいました。いやもう、今さら INT アコで序盤を楽しむとかそういうのもないので。このスロットの前キャラを崩す前にカプラポイントで入手した赤 POT を満載して出撃。ほとんど消費もせずに順調に成長しつつある模様です。現在 25/20。まぁここからジョブ 10 上げるのが長いんだけどさ。一晩じゃ届かんかなぁ。
 で、ほぼ同時に始動した INT>DEX 支援なツレですが、これが、なぁ……。
 ううむ……。初の支援プリらしい、というか、プリ自体初めてだろ!? というアレなわけで、本来ならちゃんと低レベルから公平 PT での立ち回りと支援を経験してゆくべきところ(てか、それが経験できないのはもったいないと思うので)なんでしょうが……INT アコはもう充分こなしてきてるオレなんでなぁ。このへんは通過地点と割り切って突っ走りますぜ? 畳時代も作業と割り切って頭カラッポにして稼ぐ予定だし。そのへんの作業は組んでやるようなモンじゃないと思っちゃうしなぁ……。
 と、そのへんがちょっと悩ましいトコロ。
 まぁでもしかし、これでアコプリ以外に INT 振ってるキャラがスロットから消えまして、今後作るとしても INT スパノビぐらいだろう(とはいえ、考えてるのは DA 剣修練 回避強化を揃えた前衛形スパノビなんだけどね)ということで、完全にヒルクリが要らなくなった! ということは、ヒルクリ資金の約 4M が完全に自由になった!
 ……ものすごい金持ちになった気分に。
 イヤリングもういっこ買っちゃってもいいかなぁ? とか思いかねない勢いで。すでに火海東とか衝動買いしてますし、ヨヨクリは 800K ぐらいで作れそうだし、そのくらいガンガン使ってもまだ 3M 近くあるぜゲラゲラとかそういうノリになってきてます。
 ……そろそろ本気でカリツを目指してみるべきか。
 秘境に住むコトを考えた場合、カリツがムリならリジッドだなぁ、というのもありまして、リジッドバックラー……ううむ……どうせガードしか持てないキャラなんて作らんしなぁ(スパノビ作るとなったら新たに用意するぐらいの覚悟はするさ)と……そのへんが悩みどころ……。カラのバックラーはいくつか確保してありますが、これ、安定精錬で済ませちまっていいのかねぇ? というのも。リジッドのカード自体は確保済み。
 まぁ INT が予定値に達する 57 までは何も考えずに進める方向性で。
 そこで AGI に振ってしまっていいのかは実に悩むんですが。
 んーまぁでも ME が実戦レベルにならなかったとしても、前提で取る TU でピラ底 INT>AGI の TU 狩り自体は可能なんで、まぁ、なんとかなってくれ、と、いうことで……。グロないのが TU はキツいかなぁ?
 先に DEX に振りはじめると普通の ME になりそうですが、DEX が実用レベルになってから AGI なんて……絶対耐えらんねぇ……。
 まぁ、ダラダラと。
 商人ももちっと育てたいしね。できれば転職までいきたいけど……大変だよなぁ……片手間でやるのは……。

しかし、「萌える人々を見て萌える」も目ウロコだなぁ。素晴らしい。
 オレはセージを崩してしまったけどセージ萌えスレは見飽きないのですよ。

すまん、下のはかなり牽強付会だな。
 まぁ、併せ読んでください。
 それがアレなら、オレのはいいので、指輪のほうのを読んでください。

で、萌えに関する TRPG をとりあえず切り離した話。
 指輪世界様の最近の論文から。
 これはもう、「まっこと正鵠」と申し上げるほかない。
 ので、長くならないんだけどさ。
 漫画を読む→ キャラ萌えスレッドをウォッチ→ うっかり萌えショートストーリーを書いて書き込む→ 神絵師が降臨してそのシチュエーションを描いてくれる→ さらにSS職人、絵師神ら降臨→ 全保存( ゜Д゜)ウマー
 パーフェクトです。
 これが立ち止まらない萌えというもので、「与えられる萌え」が萌えとしては初歩の初歩に過ぎないということを明確に示しておりますイエイ。
 云い換えるならば、これが「金ではなく魂を吸い上げる」ということである。萌えに関して云うなら、金を支払うときの心理的経緯というのは、同じく指輪世界から「あげたり、分解したり」がこれまた「まっこと正鵠」で、金を払う対象の価値ではなく、金を払う行為じたいのために金を払うのである。宗教における御布施みたいなもので、支払った額に応じて与えられる御札とか御守とか壷とかそれ自体の価値のために金を払うのではなく、その宗教の神あるいは精神に対してわたしはこれだけの金額を払うという形で魂(の一部分)を捧げましたよ、というその証として御札や御守や壷を受け取っているのである。自分の手でうっかり萌えショートストーリーを書いたり絵を描いたり写経したり、オレの場合は耳コピしたりするのは、金銭の支払いを伴わない、そしてある一面においては、そうであるからこそ純然たる、魂の信仰奉仕なのである。
 と思うんだけど、今回の氏の萌え論では、「あげたり、分解したり」への言及はないので、これを結びつけて論じるのはムリがあるのかも。まぁ、オレはそういうふうにも感じたぜ、ということで。
 あと、
 あのアニメで一番萌えたキャラ誰よ、というわずか数語の質問でさえ、ラインナップのうちから誰か一人を選び、そしてその選択の理由を述べて質問者に語り聞かせよ、という要求を含意した、容易ならぬしろものなのである。
 にも大いに共感。そのへんの説明なしに結論で名前だけ出されても会話が終わっちゃってつまんないので、ちゃんと説明するように。
 大橋諏訪というのがやたらと説明しまくる男で、その意味でヤツの萌えトークは実に楽しい。
 artemis の場合はわかりやすすぎるので、こっちから名前を出して当てれてしまうぐらいでこれはこれで楽しい。
 風花雪月とか Mr.K とかがイマイチこう、説明が足らんのだよなぁ……。
 ああ、自分もちゃんと説明できてるかどうか自信がないので、あんま強く云えないんだけどね。

萌えと TRPG のあるべき約束の地」第三部
 非常に難しい論文です。
 いや、理解するのが難しいのではなく、この論文に対する自分の立ち位置を表明するのが難しいってだけなんだけど。
 つまり、
 それでも、「TRPGの未来なんて知ったことか。俺にとっては、自分と自分のゲーム仲間が、これからもTRPGを好み続けることの方が大切だぜ」という態度をとるなら、それはそれで仕方ない。私はそういう人を心から軽蔑するし、もう、そういう人と対話する気はない。
 に対する、「うーん……軽蔑されちゃったよ」という、アレだ。アレ。なんか、そんなような、何か。
 でも、
 せめて仲間うち以外ではTRPGについて語らないようにして頂きたい。
 に対しては、イヤだ、と申し上げたい。
 オレは残念ながら、この論文に対する有力な反論の言葉を持たない。だが、納得はしていない。何か違う、絶対に違う、と感じるからだ。
 とてもまとまっていない(ていうか、まとまってればちゃんと反論する)んだけどさ。
 TRPG の面白さの少なからぬ部分を占める要素は、参加者が TRPG 以外にどれだけのフィールドでどれだけの知識と情報と思想と意見と機転と、その他モロモロを持っているか、という要素である、と感じるからでして。
 TRPG 固有の技術というのは、それらを背負ったプレイヤーが TRPG というフィールドに踏み込むときに、いかにキャラクターとプレイヤーを峻別してロールプレイとキャラクタープレイを演じ分け、プレイヤーの萌えとキャラクターの萌えを次元の異なる視点からいかにゲームに対して反映させ、あるいはプレイヤーのレベルで食い止めるか、という点で要求されるものだと思うからでして。
 最後に一発。
 オレは本当に優れた TRPG は金を吸い上げるパワーのある TRPG だとは思っていないのである。本当に優れた TRPG とは魂を吸い上げるものだと思っているのだ。だから、本当に優れた TRPG は、現時点ではサードではなくクトゥルフだと信仰表明するのだ。
 だが、それでは業者は食ってけなくて、業界に未来はなくなる、というのはわかる。
 だから金は払い続ける。「買い手がいるぞ! つぶれるな!」というメッセージを送るためだけに。新たに参入する人が、イエサブやヤフオクで冗談みたいな値段のついた中古ルールブックを買わされずに、ちゃんと新刊を適正な値段で買えるように。でも新たに何かが作られてゆく必要はあるんだろうか、という疑問に答える言葉をオレは持っていない。TRPG はオレらが、プレイヤーが、マスターが、遊び手が何かを作る土台という玩具であって、金を取る人々が何かを与える玩具ではない、と思うからだ。
 遊び手同志で何か勝手なコトをやらかす装置という点を捨ててしまえば、TRPG はネットゲームに敗れ去ると思うからだ。
 金を吸い上げられる商売であり続け、かつ、遊び手が金を払わずに遊べるゲームであり続けるためにはどうあるべきなのか。
 わからん。わからんのだが、馬場氏のモデルには納得しきれない。
 たとえば、クトゥルフのサプリメントとして出版されるべきなのは、今や、新しいシナリオ集でも放課後怪奇倶楽部でもデモンベインでもなく、「存在することについてはルールブック中で言及されているのに日本語版が存在しない、あるいはとてもレア」である文献の数々だ、とかいうモデルを提示してみたらどうだろう? 五版以降のルールブックを読み込んだ人で、「我が名は暗黒/Darkness, My Name Is」がどんな作品か気にならないヤツはいないだろう。イルーニュの巨人は絶版だ(よね?)。それらの翻訳権やら版権やらその他もろもろを引っ張ってきて出版すれば、文庫一冊 1,500 円までなら払うね! と思う TRPG クトゥルフファンはオレだけじゃないと思うんだが。それじゃ金額足らんかな? それ以上になるとちょっと二の足だけどなぁ。
 ……ってまぁ、萌え論であった今回の論文とは直接関係ないブツですが。
 以下はちょっと萌えについて触れる。これもまとまってません。
 萌えというのは、与えられて萌えるようなのは、そんなのは本物じゃないと思う。いや、まぁ、狙ってきても避けがたくクリーンヒットする例はあるし、これは云いすぎか。TRPG においては、と云おう。
 表紙が萌えじゃあかん。世界がどれほど冷酷で醜くとも、我々はその世界の中に萌えを見出すことができる。TRPG においても、作り手が与えた世界がどれほど醜くとも、そこに萌えを見出すことができる。むしろ、だからこそその萌えは尊いのだ。萌えとは、ブープーやミーポやルロイ・ターナーや夕泊蘭子に対して見出されるのが TRPG における本来の姿だ。
 前半のまとまらない話にもつながるが、「TRPG は「与えられたものを楽しむ娯楽」ではない」のだ。だからオレは萌え TRPG を憎む。萌えモノであっても、他のジャンルならいい。ギャルゲーを遊ぶとき、エロゲーを遊ぶとき、オレらは与えられた萌えを満喫する(さらに先へ進む例については次のエントリーで書く)。だが、TRPG は違う。お前はそんなものを与えてくれなくていい。それを作るのは我々の権利だ。マスターが作り、あるいは少なくとも演出し、あるいはマスターが意図もしなかったところに見出したプレイヤーが勝手に話を盛り上げて萌え上がることこそが、TRPG における萌えのあるべき姿だ。
 以上、最後まで全然まとまりませんでしたが。
 でも、オレの思想的立脚点ははっきりしてきてるよねぇ。「お前が与えてくれる必要はない。むしろ最低限だけ寄越せ。あとはオレらがやる。オレらの楽しみを奪うな」ということで。

クリスマス中止こちらで捕捉)
 シンプルに吹いた。

すげぇ……微妙……。
 うーん……今さら感がなぁ。当時(というかアホみたくブームになる前)コレだったらハイセンスだと思ったでしょうが。
 メジャーはつまらん。微マイナーにいけ、微マイナーに。
 でなきゃ、もっとシンプルに。よりシンプルに。もっと! もっと! もっと!
 UN NERV って文字だけ目立たないように刻印されてるとかみたく!
 てゆか、綾波モデルってのがダメなんだよなぁ。NERV 職員(25 話で皆殺し)に普通に支給されてそうなカンジとか、そういうののほうが熱い。てゆか、任務面および司令が直接手出し口出しする部分ではやたら特別扱いだけど、私生活においてはすべてに無頓着で官給品を気にも留めずに使ってそうなノリが「綾波テイスト」だと思うんだがなぁ。ううむ。
 HJK 様で発見。

「サン」をつけろよ! デコ助野郎!!
2004/12/16(Thr)



 
ドンキは、あれだな。
 火ィついたらゴイスーなコトになるってぇ認識が広まって放火ラッシュになりそうってコトですか。
 やれやれ。
 酒買いに行く用があるんだがなぁ。
 酒とカップ麺以外、買ったコトない気もしますが。

そして、思い立つと同時に実行に移すのがオレのインジャスティス!
 というわけで、政治は転生して商人になりました! イエイ。遺影。
 まぁサマルセージは楽しかったのだがな。PT プレイや狩りをしなければ。
 ……つまり宴会芸しかできなかった、と……。
 露店商人というのもけっこう不遇な境遇という話はありますが、まぁ、いずれ何らかの救済措置を取る方向性で。ケミにするか、他が出揃ったところでスパノビに作り直すかは未定ですが。スパノビは楽しそうではあるんだけどねぇ。♂垢の商人で作るかもしれん。
 まぁ、思い立ったら即決、とはいっても、実際にはずっと(具体的にではないにせよ)考えてたネタではあったわけですが、実行を決断したところ、なんか VNl の人に妙なスイッチが入ってしまったらしく。
「よし、せっかくだから俺は DEX 支援プリを作るZE !!」
 ……ハァ?
 INT>AGI ME と INT>DEX 支援ですかぁ!?
 ……バカだ、こいつら……。
 と自覚しながらダラダラと作戦は開始された模様。
 とりあえず落ち際に妥当な価格のプチ火海東を衝動買いしておきましたので、これで商人は一気にいいトコまで行くハズ。
 まぁ DC 完成は急がずにとりあえずアコを起動すると思いますが。

OWN(どうでもいいけど、日本語限定で「own」でググるとトップに出てきますよこれ)でクリスマスイベントについていろいろ確認。
 なるほど。今回は箱は開けるモンではなく全部リングにしろってこったな。
 よろしい、本懐である。
 メインプリの名前で指輪作りまくって配りまくってやる!!
 ……いや……まくるのはムリだよなぁ……。必死な狩りをする気もないし……。
 あと、銀で作りたいけど銀ってどこでドロップするんだっけ?
 サッカバス?
 んはー……こないだは金しか出てなかったような……。
 まぁ、しばらくはゲフェニア通いだな。
2004/12/15(Wed)



 
さて、数日前のことになりますが、クリ剣士が 70 になりました。これで、一軍プリ 81 以下、70 のキャラが 3 キャラというまぁ冗談みたいな状態が達成されたりとか。(70 は AGI 盾クルセ、サマルセージ、クリ剣士の 3 キャラね)
 そして!
 ……このあたりで毎回襲ってくる例のおなじみの誘惑がっ!
 新キャラ作りたい病がっ!
 えーとですね。盾クルセとサマルセージの存在意義がですね。薄い。
 盾クルセは、なんだかクリ剣士の下位互換みたいな物体になってるのがアレでして。上位互換じゃなくて下位ですよ下位。いや、予定していたぷち四色フランベでも手に入れればまた違うとは思うんですが、違ったとして、どうするんだ? というか。前衛キャラでのソロ狩りが 2 キャラでできる必然性ないんだよなぁ。PT ではむろんクルセのほうが圧倒的に役に立つとは思うんですが、AGI 前衛は内輪にすでに充分おって、性能面では完全に負けてるからなぁ。3 名のアサシンには当然回避性能で絶望的に及ばず、モンクには金剛の分でまるで届かず、ローグには砂の分で及ばず、もうね。回避性能だけなら AG でゴマ化せる部分もあるかなぁとは思いますが、クリが出るでもなく、DEX もないのでタゲ取りに難あり、って、それじゃ壁役になれねぇんだよぅ……。
 いや、それより何より、PT でいける人数が揃うんだったらプリで行ったほうが楽しいっていうのが一番アレなんですが。である以上は、他のキャラはソロでダラダラがやれるキャラという前提になり、クリ型とはいえ AGI 振ってる剣士とカブるんだよなぁ。
 サマルセージは面白くなる可能性は否定できないんですが、が、が……。
 ここ数日での突然のヒルクリ/ビタタc の高騰などで動けるのがずいぶん先になりそうな予感がしてきまして……。
 いや、べつに 5M なら 5M でも買えるっちゃ買えるんだけどさぁ。どうせ機械が産出してる物体に、高値払う気にならんのよ。底値でなら買うけどさ。実際、配置換えがあったわけでもないのに高騰してるのってとても気分的にイヤなもので。
 で、手に入ったからといって……どうなるんだろう、と。
 70 あたりになると、とりあえず感動的に効くスキルはほぼ揃ってくるわけで、この先スキル延ばしてレベル上げても、単に数字的に強くなるだけで遊べる度が上がるわけでもねぇよなぁ、という微妙な虚無感が襲ってくるわけでして。
 レベル上げゲーはスタートラインまでがムダにキツのが癌という思想も世の中にはあるわけですが、オレにしてみりゃむしろ逆。ある程度まで到達しちまったらもう面白みがねぇ、と。あとは結局足し算引き算が有利になってくだけじゃねぇか。
 そこまでの道のりをどう歩くか、どの順序でスキルとステを振り、どの順序で装備を揃えていくか、それを自分で考え計算し実践して検証してゆく、その段階が楽しいんじゃよー。
 で、まぁ、要するに、セージはなんだかヤル気が薄れてきている、と。完成したって属性原石の運用がやたら面倒そうだし!
 とはいえ、そんなコトはクリ剣士が 70 になるよりずっと前から感じてはいたんですが、とりあえず作りたいキャラもないので、あまり本気で考えることもなくなっておりました。
 70 超えたあたりから、そろそろ別のネタを〜、という思考がずりずりと頭をもたげてきまして。
 以前は ME といえば INT>DEX と相場は決まっておりました。
 それが最近じゃ INT>AGI ME というのも、必ずしも TOM じゃないブツになりつつあるという感触なのですよ。各地のアコプリスレとか眺めてますと。
 うううむ……襲い来るニフルハイムの悪魔闇不死どもを華麗に回避しながら冗談みたいにトロい詠唱で ME をっ!
 熱い! 熱すぎる!!
 計算してみた。
 INT 105 あたりで抑えれば、つまり、INT120 にこだわらなければ、ベース 80 でサブステ 70 とか余裕で振れるんですな。すげぇよコレ。
 現在の INT>AGI 支援の装備をほぼまんま流用として、エルダ頭、プパ服、マタ靴、雌ゴキ杖、イヤリングを装備。ヒルクリ貯金を崩してヨヨクリをゲットしたとして、80/50 段階で、FLEE 195(なんだこの数字。未踏もいいところだ)を達成して DEX は 24+14! ぶひゃひゃひゃひゃ。デュラハン 9 割回避しつつモタモタと ME 詠唱が可能っすよ先生! なんかヘンなビジョンが! びしりと! デュラハンはクリあるのが恐いけどさ!
 当然キリエ型にするので、体感で充分避けそうなら杖は DEX 杖にするというテも当然アリで。その場合、QDexにするわけで INT は 86+19 になり、AGI を切り下げない前提だと、80 段階で DEX は 19+18 となりむしろ詠唱遅くなる!? 論外だな。とはいえ、もっと早い段階で ME 完成させたら少しずつ試しながら回避の体感状況から AGI 振りの具合を考え直してゆくとすれば。
 これは、有り得るぞ? もしかして?
 となれば、どこのスロットに作るかという問題になるのか?
 まぁ、偉大な先達のおかげか、ME といえば♀だろ、というアレが……じゃなくてー、♂プリ二体作ると情熱が分散しそうな不安があるので、ここはやはり♀垢に。てゆか、同胞の BS の片手剣製作が実用レベルに達したら四色ぷちフラン作って貰うというドリームは維持しておきたいので、これは崩しちゃならん。サマルセージの固有装備はインソムニアックリボンとブローチだけですが、リボンはとりあえず使い道はある(使うかどうかはともかく)し、ブローチはまぁどうせ安かったし売っちまえ。+5 DH バイブルはメインの INT>AGI 支援が INT>AGI 殴りを兼業するようになったら有効に活用できるし!
 セージを崩したら、まず同名でケミ志望(今回は転職を視野に入れるぜっ!)商人あるいは露店スパノビを作り、露店を出せる状態にした後に、現在の露店商人を崩してそこに INT=DEX=AGI アコを出現させるかッ!?
 そのためには必要不可欠なものが、しかし、ひとつ!
 ケミ志望商人の場合は例の火グラをまた貸してくださいッ!
 んでノビの場合は……ノビの場合は……えーと、たぶんひとりじゃムリってか挫折するってか……正直ノビはカンベン願いたい!(えー
 限りなく広がる困ったドリィム。
 ……まぁでも、こうして作り直しを繰り返して、人は己に合ったキャラを揃えてゆくのだろうねぇ……。
 ……ホントにやるのかオレ!?

ゲラハハハハ! テンパイが撃退されているッ!!
 ……いや……ついに名前が明かされたことであるなぁと感慨無量ということにしといてくれ。
2004/12/14(Tue)



 
で、下に書いたような余計なネタは置いといて、素直なインパクトを箇条書きで。
・序盤のモブが圧巻である。あれほどの人数が動きまくるアニメなんてモノが許されていいのかッ!?
・ハウルは夢幻魔実也(夢幻紳士青年版)まんまだよなぁ? と思うのはオレだけか? 主に目の表情のつけかたとか。
・カカシは美しすぎる。カカシのカッコよさはバロンとかあのへんに通じる。
・荒地の魔女の階段登りは萌える。
・木村の演技は、予想もしてなかったことだが、素晴らしい。
・ソフィーは若いバージョンの声がときどき違和感。
・マルクルのオルターセルフはナイス。
 ……そんくらい?

そして日曜は軽く城動かしてきた。
 えっとですね。宮崎駿作品の昔っからはずせないテーマのひとつは飛行ですよね? 最近のテーマのひとつは勤労ですよね?(千と千尋に顕著)
 その二点を軸にしてジェンダー的なブツを加味しつつ(というか、主役格男子と主役格女子に着目しつつ)軽くおさらいしてみようじゃないの。
 ナウシカ。空飛ぶお姫様と、それにさらに上空から襲い掛かる王子(あんま「様」じゃないな。アスベルがトルメキア艦隊を攻撃するアレ)の物語。原作は主役格男子が後半で森の人になってしまってまた議論が難しいので置いとこう。勤労要素は、少なくとも画面上では薄い。(ナウシカは明らかにマメだし、原作ではアスベルの「工房都市の王族」としての機械屋のスキルに言及はなされる) 主役格男子はユパ様という説もあるけど、この場合飛ばないな。いずれにしても、主役格女子が飛行する話だ。
 ラピュタ。お姫様も少年も勤労する話。どっちもそこそこ飛ぶ話。少年は自分の飛行機で飛ばないところが惜しい。ラスエグがそのへんの欲求不満を汲み上げた作品ですかね?(最後、自前のヴァンシップでグランドストリーム越えに挑む)
 トトロ。ちょっと番外。だって娘っ子どもは勤労するようなトシじゃないし、主役格男子はろくに登場しないし、人間は自前では誰も飛行しないし。でも一応、主役格女子が飛行する話か?
 魔女の宅急便。主役格女子が飛行し勤労する話。主役格男子は飛行せず勤労しない。いや、勤労しないわけじゃなかったように思うが、キキが勤労している場面では、対比するかのように基本的に遊んでるよな、トンボ。主役格女子は飛行し勤労するけど地味。主役格男子は飛行せず勤労せずハデ系。
 紅の豚。主役格男子が飛行し、主役格女子(ここではフィオにしとけ)が勤労する物語。でも、両方とも勤労も飛行もしてるな。ジーナはちょっと立ち位置が違うので論評が難しいけど。呪われた主役格男子の話だが、呪いに着目するとこの呪いはハウルにおけるソフィの呪いと方向性が近いか?
 もののけ姫。飛行色は薄い。ただし、跳躍〜滑空の形で主役格女子も主役格男子も飛んではいる印象。たたら場で勤労してるのは主に女子という印象。男子も勤労してるのだが、画面上で主に勤労の主体として描かれるのは女性陣。女子は勤労せよ、な描写の印象強し。
 神隠し。飛行する主役格男子(ハク)と勤労する主役格女子(千)の物語。ていうか、呪われた主役格男子の飛行、勤労する主役格女子という構成は、まんまハウルなんだがなぁ。女子は地味で飛行男子はハデ(どっちかっつーと)
 で、ハウル。
 飛行するハデな主役格男子(ハウル)と勤労する主役格女子の物語。夜な夜な飛んでって、ちっさい敵性飛行隊につきまとわれて満身創痍で帰還するハウルの絵面はまんまハクだと思うが、まぁ、これは本命のテーマじゃないので置いときますわ。
 まぁ、長々とおさらいしてしまいましたが、全体として、宮崎作品の流れは、娘っ子が飛ぶ作品からヤローが飛ぶ作品にとシフトしてきております。そんで、勤労が前面に押し出されている例においては、主に娘っ子が勤労する描写が主力になっております。というか、主役格男子の勤労描写がきっちりなされているのはラピュタのパズーぐらいで、その他の男子は勤労してないわけじゃないポルコやトンボ(ごめん、実はあんまし印象濃くないんだ。間違ってたらスマン)などにおいても描写が薄く、アシタカは勤労階級ではなく、ハクやハウルは勤労から隔離されてるに等しいキャラクターであります。
 飛行面においても、メーヴェという最強飛行アイテムを所持して他の誰も及びもつかない空中機動力を誇ったナウシカ以来、娘っ子の飛行性能はどんどん低下の一途をたどり、魔女のキキを除けば、自前で飛んでる娘っ子がかなり皆無系になってきております。反対に、飛ぶヤローどもはどんどん勤労性が薄くなってってるわけで。
 まぁ、オレがハウル見て抱いた感想は、これまでの経緯を踏まえると、以上のようなものでありました。
 で、そんなコトを考えながらパンフ見ました。
 これはすべて大人の女性の理想を具現化したみたいな物語である。
 ハァ?
 そうなの?
 これまでは飛びまわってた女どもはもはや飛ばず、地味に勤労し、これまでは足元を這いずり回っていたヤローどもはケーハクに空飛び回ってる、そんな話がお好みですか?
 いや、それはある意味で、まんまシンデレラ(灰かぶり)ストーリーといえばいえるんだけど、でもさぁ。
 より古典的なフェミニズム的文脈からいくと、これは最強なまでに後退した物語構造なんではないかい?
 これでいいのか?
 わっかんねーなー。
 以前に指輪世界がハウルに言及してたトキに張られてたリンク先に、こちらのような感想がありました。
 「三人の老女が高い能力を持つ美少年を奪いあう話」なんですよ。
 ああ、それだ!
 いや、それなんだけどさぁ。
 なんだ、そんなんでいいのかい? とも。
 男がものすごくラクしてる話ですぜ、これ。
 いや、まぁ、ツラとか天賦の才とか、そういうのがあってはじめて、ではあるわけですが、ツラとか天賦の才程度じゃあどうにもなんねぇんだよコンチクショウ! と思ってる男子諸君は掃いて捨てるほどいるはずでして、そのような男子諸君からしてみりゃあ、これは、「いや、そりゃ、(男にとって)都合よすぎだろ」と苦笑してしまうような話なんじゃねぇの? とか思ってしまったぞ。
 カルシファーはいい男だな。うん、いい男だ。
 ……ていうか、ええと飛行と勤労と男と女の話は以上ですが、それ以外についてはあれだ。パンフにコメント寄せてた女どもの意見はなんかおかしかったような気がする。ヤローのコメントは共感できたんですがねぇ。上述したような男女の印象差などという話じゃなくてさ。っていうか、上にリンクさせていただいた「豆フ」の方は女性(だよな? プロフィルとかまで確認してないけど文脈から判断)だけど理解できるわけですよ。パンフに載ってた女ども、ちょっと、あの、君たち……っていうか……。
 マダム・サリマンって、ありゃ、ものすごい壮絶な邪悪のカタマリだぞ?
 あんなものを善く評価するようなのは、ちょっと、あの、なんていうか……。
 あーうー。
 騙されてるよ! あんたら騙されやすすぎだよ!
 とか、そんな印象といえばよろしいのでしょうか?
 サリマンはロウフルイーヴル、荒地の魔女はニュートラルかケイオティックのイーヴル、ソフィはトゥルーニュートラルかローフルニュートラル? で、ハウルはケイオティックのニュートラルかグッド。どう?
 ……まぁ、なんかよくわかんなくなってきたのでこのへんで。
 てゆか、ハウルが女性のためのラヴストーリーだとすれば、男性のためのラヴストーリーは魔女の宅急便なんでしょうかね? 勤労娘っ子で飛行少女で黒が似合ってでも頭には赤いリボン装備で、ヤローが飛びそこなってピンチに陥ればデッキブラシで助けにきてくれるなんて素晴らしすぎるぜ。
 いや、冗談ですよ? 忘れてくれ。

土曜は学部時代の仲間と飲みに。なかなか全員が集まれるような都合もつかなくなってきましたが。
 午後五時半集合。午前四時半解散、って……。
 まぁ、ね。
 朝までコースが確実になった時点で、とりあえずヘンなスイッチを入れて二時間喋り続けてしまった気がするよ。なんか、宗教論みたいな話を。バカですね我ながら。いやでも、四人残った徹夜メンツの半分が撃沈しちゃったので、とりあえず残り二人が寝たら全滅だ! とばかりに長距離ドライブの助手席に座った気分でひたすら喋り続けたような印象で。つきあわせちゃったドライバー相当にはまことにワリ食わせて済まなかった気もしますが、話題的にはお互いけっこうノリノリだった気もするのでよしとしとこう。
 まぁ、そもそも終電なくなるまで誰も話題が尽きなかったぐらいの勢いでいろいろ楽しい話はあったわけですが、それはココで語ってもしょうがないので、割愛の方向性で。
2004/12/13(Mon)



 
で、下記の「忘却界抄」様より。ザンスカールのアレが実用化!?
 スゲェ。
 メーヴェを実用化したがる気持ちはよくわかるんだが、こんなモンを実際に作ってどうすんだ!?
 愕然。
 ……てゆか、このブログの方、ID がハイセンスですな。Soylent Green is Human ですぜ。

オレ的に衝撃の新事実>「門倉直人と『送り雛は瑠璃色の』の思緒雄二は同一人物らしい
 うへぇ。
 この日から、この方のブログが我が巡回リストに追加されたのでありました。

知らない人の結婚式の二次会に混ざる
 爆笑。
 HJK で発見。

以前チェキったものの、時間がなくて、というか気分が乗らなくて放置してたモノについてちらっと。
 うさだMoEpic まとめ
 ある一点において、ちょっと MoEpic に本気で興味を惹かれた記事でした。
 盾の活用が重要って!!
 日本におけるアクション RPG において、盾アクションは初期から極めて重要な位置を占めておりました。ゼルダのシールド→マジカルシールドや、その続編であるリンクの冒険における上下段ガードの振り分けと防御→攻撃というアクション、黎明期の最高傑作ドルアーガにおけるマジシャン集団との死闘などなど枚挙に暇がない勢いです。
 あの時代のゲームが大好きなオレなんかは、「盾アクション」のひとことで転びかねない勢いなんだけどなぁ。ほかで褒められてるの見たコトなかったですわ。
 ああ、もちろん、盾が重要なゲームで敢えて盾を持たない、というのも壮絶にカッケェですな。雷泥・ザ・ブレードみたいなノリだ。テッポー主流の世界に刀一振りで挑むッ!
 いや、まぁ、でも、やらんけどさ。
 あと、もうひとつ仰天だったのは、「UO に餓死の概念がない」という一言でした。なんだよ! UO って餓死しないのかよ! つまんねぇぇぇぇええええええ!
 ……いや、餓死すると信じ込んでたオレがおかしいんですが。
 なんで信じ込んでたんだろう? 餓死しない TRPG はないからか?
 それとも、オレにとってごくごく初期に、今は亡きヘクサゴン(とはいえ、中の人は大成されて健在のようですが)で読んだ素晴らしいブリタニア冒険記のインパクトが、なんかそんな方向付けを与えたんだろうかねぇ?
 以下、ローカルに落としてあった中から、ちょっとだけ引用。
 君を探す旅に出る前に、職業を決めなくてはいけないというので剣士にしました。魔法使いや職人、弓使いなどスキルの数だけ職業があるそうです。僕は剣でこの世界を生きぬいていくことに決めました。剣一本で身を立てるのが真の男の生きる道、そう思ったからです。
 とりあえず僕はカタナを手に入れました。ニホントウです。やせても枯れても日本男児。ロングソードなんてふざけた名前の毛唐の剣など持てるわけがありません。何がロングか。僕はカタナを手に、ムーングロウという、しけた街の外れの草原を駆け回り、豚やニワトリをつついて鍛錬をしています。笑わないでください。僕の腕ではニワトリをつつきまわすのが精一杯なのです。恐ろしいことにニワトリの分際で生意気にも反撃をしてきます。嘴でつつかれて死にそうになりました。豚もぶうぶう鳴きながら僕をどつきまわします。必死の思いでそういった畜生共を倒すと、肉や皮を手に入れることができます。それを売り払い、なんとか糊口をしのいでおります。街行く人々はみな華麗な衣装に身を包み、自慢気に馬にまたがっております。それにひきかえこの僕は茶色の地味ーなコートに身を包み、かばんの中にはわずかばかりの金とナイフと拾ったワインのビンがたったの二本。それが僕の財産のすべてです。しかし、かのように貧すれど、武士としての誇りは清和源氏を祖と崇めるこのノボル、失っておりません。腰に携えた愛刀、『墨炎』の手入れだけは怠っておりません。カタナは扶桑日ノ本のもののふの魂であります。いつの日かこの剣と共に君を迎えに行くのを楽しみにしております。
 彩子、聞いてください。街を闊歩する際に『(男性名)chan』なるハンドルや『行きませう』『をいをい』等々の発言を多々目にする栄誉に恵まれました。日本男児にあるまじきかのような文化にふれること、これこの上ない喜びであります。モニタの前の彼らの姿を想像するにつけユートピアの存在を深く信ずるに至るものでございます。かわいさあまって憎さ百倍、とでも申すべきでしょうか。いつの日かきゃつらをこの剣の錆にせんと鍛錬に精を出す所存でございます。

 こんなテキストを眺めたりしながら、当時、職場にこそそこそこのマシンを持ってたものの、自宅では PC9821AP2 とかを使って打ち込みとかやってたオレは、はるかな仮想世界に思いを馳せていたものでありましたさ。
 ほら、ちゃんと腹も減れば餓死もしそうな世界に見えるよねぇ?
 いやまぁ……しかし、上手いな、ヘクサゴン。あらためて感服するぜ。

んーと。
・今回作画微妙だった?
・秘密のニンジャ便利に使われすぎな気が。
・主役の服、ありゃなんだ? オレ的には有り得ないセンスだと思うんだが……。
・あの歌は……あれは……許されるレベルなのか?
 ……とりあえずそなかじ?
2004/12/10(Fri)



 
大学時代、打ち込みとかけっこう駆使する音楽サークルに入ってたわけですが、ずっと組んでた仲間の一人が機械面では圧倒的なスキルの持ち主でして。譜面の面ではオレは同時代最強だったと自負しとるんだがな。まぁ、その人に最初に云われたね。
「プログラムチェンジは曲中で使うな」
 ってな。
 まぁ、もとが FM 3 音 PSG 3 音で打ってたオレなんで、もっとちゃんとした音源使うようになってからも当初はやたらチャンネル節約してましたもんで。
 なぁんてコトを思い出した。(日記 12/8)
 実際アレだよな、ピアノトラックに関してはボリュームもエクスプレッションも曲中ではいじらないもんなぁ。ぜんぶベロシティですが。
 ピアノ以外はちゃんと弾けるわけじゃない(ピアノだって誤差みたいな技量ですけど)んで、管楽器とかはエクスプレッションでゴマ化すんですが、そういうトコにウソが見え隠れするモンかもしれんね。
 オレが、世間でけっこう高い評価されてる二次創作音楽に「それフメン的に間違いじゃん」とか感じることがあるように。
2004/12/09(Thr)



 
おなじく HJK から。「出ろ! ガンダーム!!
 吹いた。

私たちにも、わかりません
 HJK にて発見。

不覚にも吹いた
2004/12/08(Wed)



 
土曜は久々にして恐らくはまたしばらくチャンスがないであろうギルドフルメンバーを揃えてゲフェニアの底に行ってました。
 結論。「人数多いと支援は疲れる」
 ……いや、あの、その、なんだ。支援者の人数も多かったんですが、うまく分担できるものではないね。公平が通らなくて別 PT になってた部隊の支援とかはかなり混乱を生じたり。あとは単に他人(無関係者)が周囲に多すぎるうえに、比較的見慣れないツレも多数いたことでけっこう混乱したりもしましたが。いや、けっこう一緒に動いてるコトもあるツレが髪形変えてたとかも効いたしな。
 で、たまたま一緒になったノビ隊も一緒に行ったんですが、こいつらがスゲェんだわ。
 エルダー相手にヒット&アウェイ&タナトーシスで交互に襲いかかって勝利ですよ。なんつー腕だ。
 まぁ当人たちは「支援のおかげ」なぞと謙遜してましたが、まぁ確かに支援がなかったらもっと苦労はしたでしょうな。でも、支援なくたってやれそうだぞ、連中。
 とはいえ、やっぱり最下層の激湧きには耐えられずに連鎖決壊し、その後は別キャラで出撃したりして激しく暴れまわってきました。どうやら混戦のさなかでミノCなんてモンまでドロップしてたらしく、ヒルクリがちょっと近づいたのか?
 いや、両垢の財産を足せばまぁ余裕なんですがね。いちおう、使用予定のサブ垢のほうで出した金だけでまかなおうと自己規制しておりますわけでして。
 ……まぁ、祭りが終わっていろんなモンの相場が落ち着くまでは、いろいろ保留ですけど。
2004/12/07(Tue)



 
だんだん回転も速くなりネタもやたら面白くなってきたので AGE
 あ、普通の絵板のほうね。

突然肉体労働など。
 いや、金曜に云われてたので、突然ってわけでもないですが、普段と労働内容がまるで違うという意味では突然だよなぁ。
 疲れ果てますた。
 復活できたら更新あるかもー。
 週末ネタはあるんですがね。
2004/12/06(Mon)



 

2004/12/03(Fri)



 
秘密の呪文
 狗んトコで発見。

なんか日本語として破綻気味ですが、一応紹介しとこう。>ゲームの中に亡霊?正体は・・
 BOT の話。
 まぁ、Reckless 様と何度かスパーさせていただいたりしてるうちにオレ自身の思想もかなり整理されてきまして、いちいちこゆーの見てまともに反応したりする気もなくなってるわけではありますが。
 776 にて発見。
2004/12/02(Thr)



 
日替わり先生大銀河
 OK 正直に。
 TV 受像機も捨てたモンじゃねぇかもと思ってしまったよ!!
 ギャフン!
 ……って、大画面で RO とかべつにやらんがなぁ。
 といって他のゲームをやるかというと……やらにゃならんゲームはあるのだが……。
 時間ねぇんだよ!!
 RO だって一日 1 時間も狩ってないし!

△状況理解。
 あれはまだゲッフェニアじゃなくて GD4 だったということらしく。
 てか、ゲフェンダンジョンも三階から奥は「ゲッフェニア」って名前になってるからまぎらわしいよ!
 ということで、ゲッフェニアまで着けばデスペナなしらしいっすよ民。

で、その後は「イベントに人が流れてすいてるにちがいない!」てな勢いでギョルの谷のロリルルを狩りに出撃。
 最近は RO プレイ中の BGM にまた MADLAX のサントラが復活してるんですが、あれ、サントラの収録曲が微妙でして、ちょっといじった自家版を作って鳴らしたりしてるわけですよ。ショートバージョンしか入ってない OP、ED をフルに差し替えたり、サントラ未収録の I'm here を追加したりして。
 で、二枚目のラス前、ED の前に、容量があったんで、no where(通称ヤンマーニ)とかを入れて焼いたヤツとか作ったわけですが。
 ハウスに突っ込んだところでヤンマーニとか鳴り出すともすぬごい勢いでヘンなスイッチが入りますな。「脳内麻薬キター!」とかそんな具合で。
 調子に乗りすぎて、途中で久々に SP 払底しかけたりしてスリリングで楽しかったデス。
 そんなカンジでプリ 81 に。作り直しのときに 80 だったので、ついに未踏の境地へ船出といったところ。
 てか、二年やってて 81 が最高レベルというのも、プレイ期間のわりに時間が短いことであるよなぁ、としみじみ。

OK ゲッフェニア行ってきた。一応。
 着いたとたんにフフフフフに轢かれましたが!
 く、くそう、入り口でさえなければ……。
 入り口が死屍累々になってるとついつい立ち止まって話してしまったりしてキケンですな。移動途中で遭遇だと「やっべ後退! 後退!」と脳内指令が飛ぶわけですが、入り口だとなぁ。
 ワープポイントも一通で戻れなかったし。
 まぁ、重さもハンパなかったので、後日リベンジの方向性で。
2004/12/01(Wed)

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