「それでは再会を祝して乾杯しよ〜ぜ」
　みんなに行き渡ったのをみてジェッターはグラスを掲げた。
「え〜再会だけなの？私は新参者なのよ、歓迎会にしてよね」
「じゃあ、乾杯の音頭はソウカちゃんに進呈しよう」
「えっ？いきなり私にふらないでよ、こういうのはお調子者の役目だわ、なのでジェッターにお返しします」
「それだとマリエルじゃねえのか？」
「ちょっと逢って間もないのにそれは無いんじゃいの？ジェッター」
　たわいも無い会話を懐かしく思うティオレがいた。
「それじゃあいつまでも進まないから俺がやる」
クオンが珍しく自ら進みでた。
「乾杯！！」
　……しかしいつも陽気なシエーアはどこか虚ろであった。

　そして再会の宴は慎ましやかに終わった。